お知らせ・レポート

2013年9月17日(火) 

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第8回のゼミは、NPO法人プラス・アーツより津波避難についてのヒアリング結果報告を行い、地域団体や企業の取り組みについて共有しました。その後、看板(ツール)班と、キャンペーンや担い手育成(プログラム)班に分かれ、議論を進めました。既存の看板を活かしていく提案やカラーを使って日頃から山側や海側を意識できる案など、さまざまなアイデアが出ました。両班とも、知識として正確情報をきちんと伝えることを重要視していました。

A班|看板(ツール)
・既存の案内看板の地図に津波避難情報を寄生させていくイメージ
・観光用に配布されている案内地図にも展開したい
・山側へ逃げる目印は「山手幹線」とし、新たな名称をつける(案:津波セイフティラインなど)
・安全な場所までの距離や、時間などをしっかりと伝えることが重要
・作成したマップなどはオープンソースとして広げていく

B班|キャンペーンや担い手育成(プログラム)
・地図上に山側、海側を分かりやすく見せる
・危険なエリアから安全なエリアまでを4色などで段階的に表現する
・「津波の高さ4m」「津波到着時間80分」「津波が引くまで6時間」をちゃんと伝えることで、逃げる時間が十分あることを理解できる
・誘導役や逃げる役など避難誘導の役割を決める
・避難誘導を記した地図を使ったブックカバーをつくり配る
・都心部の地図には海の部分が入っていないため、どちらが海側なのか分かりづらい
・地図看板の端に青(海側)、緑(山側)のラインなどを入れる
・地図上に山側、海側のラインを入れることで、お店の人が誘導する際に、地図の緑の方へ逃げるなど案内をしやすい
・間違った情報や誤った解釈によって慌てたりすることがないよう、逃げるための時間は十分あることを理解してもらうことも重要である




+クリエイティブゼミvol.7 防災+まちづくり+観光編
「神戸発:日常的にも活用される津波避難情報板を企画する」

http://kiito.jp/schedule/seminar/article/4227/


2013年9月10日(火) 

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第7回のゼミは、中間発表会を行いました。3チームに分かれて進めてきたリサーチやアイデアを発表しました。発表内容について、神戸市危機管理室の方より意見や質問をいただきました。これらのリサーチやアイデアをもとに、今後は看板(ツール)を考えるチーム、キャンペーンや担い手育成(プログラム)を考えるチームに分かれ、進めていきます。

中間発表内容
A班
鳥瞰図|
津波避難を伝える案内看板はどのようなものがあったらいいのか、普段歩く時も街中にある、さまざまな案内看板を確認しました。阪神三宮駅に設置されている地図看板には、津波警報が発令された場合に地図上に記した赤線(山手幹線)を目印に、できるだけ山側へ逃げましょうという案内がありました。位置情報や高さ情報を知るために鳥瞰図など。一目でわかるものがあれば、海からの距離や標高が分かり良いと思います。

ステッカー|
看板とは別に海抜表示ステッカーを街中に掲示し、自分のいる位置が海抜何mの地点であることを知ってもらうきっかけにしたいと思います。事例として、コンビニなどは「災害時帰宅ステーションとして協力します」といったステッカーが貼られています。バス停や自動販売機など目に付きやすく、多く設置されているものに貼ることができればと思います。

キャッチフレーズ|
標語やキャッチフレーズを使って、「北へ逃げましょう」という情報だけでなく、津波の到達時間や、津波が引くまでにかかる時間など、複数の情報を伝えます。伝え方としてはキャンペーンなどイベントを行ったり、ポスターなどの掲示を考えています。

意見
・キャッチフレーズは、北へという情報だけでなく、他の情報も合わせることができ、良いのではないか
・鳥瞰図はおもしろいと思う
・海抜何mと言われて、本当にそこが危険なのか安全なのか判断するのは、ある程度知識も持った人でなければ難しいのではないか
・ドキッとするような感じがなければ避難情報は伝わりづらいと思う
・ステッカーやキャンペーンは、行うべきであると思うが、貼る場所や目に留まるキャッチコピーなど検討が必要である


B班
情報案内|
リサーチより、一つの看板に情報を詰め込むと情報の焦点が不明瞭になり、伝えたい情報が伝わりにくくなる可能性があります。 そこで街中に多く設置されている消火栓や街灯、点字ブロックなどに避難情報を載せ、日常的にも目にする機会をつくります。大きな情報板の設置場所は駅前広場など人が集まる場所が目につきやすく良いのではと思います。その他、情報の見せ方として、プロジェクターなどを投影できる透過性スクリーンを使い、避難情報などを流すなどアイデアが出ました。主に美容院など大きなガラス面のあるお店などが良いかと考えています。

防災教育|
防災教育としてサンドアートなどアーティストによって津波の事や避難について伝えます。話題にもなり、多くの方に見てもらえるきっかけになるのではと思います。実際にサンドアーティストが東日本大震災の被害を受けた福島県で作品を披露した例もあります。

防災避難認定|
対象エリアは飲食店が多いため、お店の店員向けに防災避難教育を行い、修了した認定者がいるお店には避難が必要な際に誘導係がいることが分かるシールなどを店頭や入口に貼り、アピールできます。また店内に持って帰りやすい小さなサイズの津波防災パンフレットなど設置できればと考えています。

意見
・知ってもらうための演出は多くみられるが、看板とは少し離れているように見える
・待ち合わせ場所などにはどんな看板があると良いのか、もっと考える必要がある
・市民救命士などと同じように避難誘導も合わせてマスターするようなことができれば、広がりもあるように思う
・看板などが設置された後の啓発活動も重要である


C班
案内看板①|
既存の看板にシンプルな標高図や断面図などを示し、位置情報だけでなく標高情報も確認できるようにします。海岸からの距離も知ることができ、逃げれば助かるという安心感も持てるのではないかと思います。また案内板をレイヤー構造にすることで、新たな情報を差し込んだりすることが可能になります。季節によって変化したり、津波想定や重要施設等が変わっても容易に変更することができます。

案内看板②|
神戸の開拓史を地図に示し、海側の埋立地や海岸低地だった地区など、要注意であることがわかるように見せます。マイナスイメージが先行しないよう、開発ストーリーなどが重要になります。

防災コンシェルジュ|
神戸のおもてなしの顔として、交通機関や各店舗スタッフなどを教育し、防災コンシェルジュを育成するプロジェクトです。災害時に来街者に対して、しっかり避難の案内ができる街として広がっていければと思います。防災手当なども検討できないかと考えています。

山サイン、海サイン|
山と海が隣接する地形をPRすることも含め、「北」「南」といった案内ではなく、「山」「海」に統一し、避難のコピーやロゴを分かりやすく表現します。地形が津波避難に優位であることも伝えることができます。また山側、海側をより意識させるためにビルの壁面の一部や広告看板などをカラー(山:緑、海:青)などでラッピングします。

コンパス|
シンボリックなコンパスをモチーフに津波避難キャンペーンを実施します。コンパスは「北へ!」というメッセージだけでなく、指針を示す、示す人がいる意味も込めています。またフラワーロードに設置してあるフラッグを青(海側)から緑(山側)へグラデーションで見せることで、より山や海の方向を意識づけすることができます。

意見
・レイヤー構造の案内板はメンテナンスしやすくいいのではないか
・地図のレイヤーをつくるためのワークショップを市民を巻き込んで行う事で、自分たちが考えたことが反映され、モチベーションも上がると思う
・無理をせずに伝えていく仕組みが重要である
・まずは「山側へ」を浸透させ、次は「〇〇」を伝える、といったように、段階的に伝えていくことも考えられる




+クリエイティブゼミvol.7 防災+まちづくり+観光編
「神戸発:日常的にも活用される津波避難情報板を企画する」

http://kiito.jp/schedule/seminar/article/4227/


2013年9月14日(土)

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ゼミ生が神戸の古い情報誌を見つけて持ってきてくれました。それをみんなで見ながら気になるページに付箋をペタペタ。古いもので昭和45年発行ですから、貴重な資料です。歴史とはまた別の、その時代の神戸の空気をうかがい知ることができました。

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ゼミでの活動をMUJI+クリエイティブスタジオで公開中。集めたアイテムや活動の記録をご覧いただけます。そのほか、今までに無印良品が世界中で見つけてきた「Found MUJI」のアイテムも併せて展示しています。
場所/1F MUJI+クリエイティブスタジオ  OPEN/木・金・土・日 11:00~19:00

Found MUJI 神戸
このゼミは、世界中の地域から人々の知恵と工夫に磨かれた伝統と文化を見つけ出す「Found MUJI」の活動を神戸で行う試みです。もの、文化、歴史にまで視野を広げてリサーチすることで、神戸の新たな魅力を発見していきます。→開催概要はこちら

下記イベント参加申込みの受付を開始いたしました。

KIITO PARTY 「喜怒哀楽」日本食と花とで彩る交流イベント
詳しくはこちら

「第8回 金の卵オールスターデザインショーケースKIITO巡回展」トークイベント
詳しくはこちら

セルフ・ビルド・ワークショップ 生意気とつくるKIITOの庭~なかにわなかま~
詳しくはこちら

KIITO中庭でライブ!!!!!
詳しくはこちら

デザイン・クリエイティブセンター神戸で、11月に開催する催事についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

2013年9月4日(水) 

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第6回のゼミでは、先週に引き続き、フィールドワークの報告を行いました。また現在グループで議論しているなかでの、確認したいことや、疑問について、神戸市危機管理室の方へ質問をしました。次週は中間発表になります。

フィールドワーク
A班
ハーバーランド
・「津波警報が変わります」というポスターが貼られていた
・太陽電池で広域避難所のマークが光る看板もあった
・ハーバーランド駅の床面には案内用にアンパンマンのキャラクターなどが設置されていた
・いたるところにマップなどの看板はあるが、避難に関しての看板は見当たらなかった
・歩道橋に山マークが描かれているものもあった

東灘区(魚崎南町)
・津波避難誘導看板が地域内に多くで設置されていた
・避難ビルが設定されていたり、避難パンフレットが配られていたりと、関心の高い地域であった
・「国道2号線より北へ」「阪神電車より北へ」という2種類の呼びかけがあった
・「国道2号線より北へ」とうたっているが、実際は道路の中央部にガードレールなどでふさがれており、
 通り抜けが難しいように見えた

御崎公園(和田岬、中央市場)
・ノエビアスタジアムが避難場所になっている
・スタジアム周辺には多く避難看板が設置されていた
・細い電柱などに巻いて設置された案内は一部しか見ることができないため、情報が見にくく感じた
・御崎公園周辺には海抜30㎝という低いエリアもあった
・古い防潮堤も多く見られた

長田区
・消防署と小学生が一緒に海抜の高さを記した看板を設置作業を行い、
 子どもたちにも海抜の意識を持ってもらう取り組みを行っている
・海抜の高さを記した看板は駒ヶ林周辺に15枚設置されていた
・高い位置に設置された看板は子どもや車に乗っている人からは見えにくい

その他
・街角にある情報案内板の内容の更新がまちまちであった
・津波情報案内板が設置されている地域は限られている
・北海道のコカコーラボトリングの取り組みで、自動販売機4800か所に
 海抜表示(国土交通省が決めたフォーマット)がされている
・静岡や名古屋ではコンビニの入り口に海抜表示を設置する取り組みを行っている
・蓄光式や太陽電池で光る方式の看板などもある

C班
・Google earthに表層地盤を重ねたもので対象エリアを見ると、
 三角州と扇状地の境目にJRの線路が通っていることがわかった
・JR神戸駅の北側はまだ海抜の低いエリアであった
・高知県ではやなせたかし氏が描いた防災キャラクターがつくられている
・元町エリアの栄町にはお店が多く、A型看板がまち中にあふれている
・小さい看板が大きな看板よりも逆に目につき、目立っていた
・広報掲示板が設置されていたが、使われていなかった


質問
ゼミ生:避難ビルの指定や候補はありますか。
危機管理室:現在、指定しているビルはなく、避難ビルとして指定できないかルールなどを含め検討中です。

ゼミ生:三宮やハーバーランドの地下街には避難誘導の看板などは設置されていますか。
危機管理室:今のところ設置はされていません。出口などの案内はあります。お店など商売を行っているところも多いため、お店の人が避難誘導できるような訓練などを行っていければと考えています。

ゼミ生:市民の中には津波は来ないのではと思っている人が多いように思うが、津波避難について啓発活動などはどのように行っていますか。
危機管理室:高知県や和歌山県といった地域と同じような想定ではないが、津波の高さや避難方法について正しく知るという事がとても重要であると思っています。啓発活動としては、情報をまとめた「くらしの防災ガイド」などをつくり市内全戸に配布しています。
「くらしの防災ガイド」:http://www.city.kobe.lg.jp/safety/prevention/preparation/sand/tokubetugou.html

ゼミ生:津波4mというのは波の高さなのか、海抜4m以下のエリアが浸水するということなのか、意味はなんですか。
危機管理室:津波4mというのは海抜です。(満潮時の潮位を含む)浸水地域についてはシュミレーションで出ています。

ゼミ生:電車の高架のつくりに新しく整備されたものや古くからのものがあるが、避難する際にどのルートを通るなど決まっていますか。
危機管理室:ルートは決まっていません。どこかを通らないといけないなど間違った情報は人がルートに集中してパニックになることもあるので危険です。まずは海抜の高い所へ、逃げれた場合は高いビルへというのが基本になります。




+クリエイティブゼミvol.7 防災+まちづくり+観光編
「神戸発:日常的にも活用される津波避難情報板を企画する」

http://kiito.jp/schedule/seminar/article/4227/


2013年8月30日(金)

最終回となる第10回のゼミは、課題のクライアントであるロフトマン・坂さんへのプレゼンテーションが行われました。
第6回のゼミで発表された課題は、以下の通りです。

CASE 1
店内奥という場所のため、認知度が低い「ロフトマンカフェ」のプロモーションのための企画とツールの作成。
スタッフ募集も兼ねるツールを希望。
CASE 2
神戸でも「ロフトマン」の認知度を上げるためのプロモーションのための企画とツールの作成。
雑誌の紙面をイメージしたチラシの作成を希望。
CASE 3
ECサイトの立ち上げにあたってのスタートアップの企画とツールの作成。
CASE 4
アウトドアブランド「パタゴニア」が水着として販売しているアイテムを街着で使うスタイルを、ロフトマン夏のスタイリングの提案として発信したい。そのプロモーションのための企画とツールの作成。

プレゼンテーションでは、ビジュアルを用いた企画の解説や制作したツールの紹介が、参加者ごとに行われました。デザインのプロセスや課題の解決方法を詳しく説明しながらプレゼンは進み、サノさんと坂さんからそれぞれの成果についてコメントをいただきました。また、参加者からの質問と課題に対する意見交換も行われました。
サノさんと坂さんの詳細なフィードバックは、課題提出者にメールで行われる予定です。

ゼミ終了後の交流会では、坂さん、サノさんを含め、デザイナーとしてのネットワークがより深まりました。

この「デザイナーの次のかたち」では、企画、制作とデザインに加えて、クライアントや案件に対する考え方のトレーニングを、実践的な課題を通して行うことで、参加者はデザイナーとしての「次」のステップに進めたのではないでしょうか。


+クリエイティブゼミ vol.5「デザイナーの次のかたち」
開催概要はこちら

2013年8月29日(木)

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「触覚で知る―2」

「触覚で知る」その2。前回の流れを汲んで行ったのは、「WAX」と呼ばれるワーク。ペアになり、まず1人がポーズをとって固まります。パートナーは、その形と組み合わせるように、自分の形をつくっていきます。カタチが決まったら、先に固まった人がスルリと抜け出す。1人になると不安定なくらい、複雑でおもしろいカタチが型取りされています。沿わせたり絡ませたり、相手のからだの上に座ったりしながら、いろいろなかたちをつくりました。

他者と動くおもしろさを充分に味わった後は、1人で動いてみることに。誰とも触れ合わず、自由にからだを動かします。今までの“つながりを感じながら”とは異なるアプローチで戸惑いが?いえいえ、さすがは9回目。すでに、からだを動かすだけではなく、表現することを楽しんでいるようでした。

なんと、次回で最終回。名残惜しいですが、どんな素敵な動きをみせてくれるのか。とっても楽しみです。


開催概要、今までのレポートはこちら

今秋「KOBE デザインの日」記念イベントの一環として開催いたします、「EARTH MANUAL PROJECT展」の情報を更新いたしました。
会期中には、海外から招聘するゲストの生の声が聴けるレクチャーや、その技や知恵を直接体験できるワークショップなど、様々な企画を展開していきます。
ぜひ、みなさまふるってご参加ください。

詳しくはこちら

今秋「KOBE デザインの日」記念イベントの一環として、デザイン・クリエイティブセンター神戸が開催するEARTH MANUAL PROJECT展についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF) 日本語 / English

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