お知らせ・レポート

2017年4月26日(水)

神戸市の総合福祉ゾーンしあわせの村では、障がいのある人たちの創作活動を支援し、その表現の素晴らしさを広く知っていただくための展覧会「こころのアート展」が毎年開催されています。今回、同展の巡回展をKIITOにて開催。会場を移したことで、KIITOの空間でしかできない新たな会場構成や展示什器を提案し展示を行いました。

この展示のオープニングイベントとして、出展作家である新井咲さんとそのご家族によるアンサンブルの演奏会、そして障がいのある人との協働の場を多様なかたちでつくりだしているSLOW LABELディレクター・栗栖良依さんを招いてのトークを開催しました。

【第1部】新井咲+アンサンブルピアチューレによる演奏会

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本展の出展作家として、『旅シリーズ』と題した10点の油絵の作品と、その作品それぞれにひもづいた詩の作品を出展されている新井さん。絵や詩の制作活動と同様に、長年続けているというピアノの演奏を、音楽のお仕事をされているというご家族のみなさんと一緒に、披露してくださいました。

ドラムの演奏を担当されている新井さんのお父様からは、新井さんの持つイメージが絵や音楽に落とし込まれていく過程や、すべての創作活動の起点になっているという、新井さんの好きな映画の風景やストーリーについてのお話をいただき、会場にいる参加者のみなさんが、新井さんの世界観とより深く向き合うことができました。

演奏の最後には、新井さんご自身が作詞されたという、『出会い』という曲を披露していただきました。これまでに出会ったたくさんの人たちへの感謝の気持ちを込めた歌詞が、新井さんの優しい歌声とご家族の演奏にのり、会場中が穏やかであたたかい空気に包まれ、惜しまれながら演奏会は終了となりました。

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【第2部】スローレーベルが創造する未来
アーティストと障がい者が協働する機会をつくり、社会に新しい価値を生み出すさまざまなプロジェクトを手掛ける、「SLOW LABEL」ディレクターの栗栖良依さんにお越しいただき、障がい者のもつ創造性と、社会にもたらすことのできるさまざまな可能性についてお話をいただきました。

○「SLOW LABEL」の立ち上げ
観光と交流の拠点であり、アートセンターとしての側面も持つ「象の鼻テラス」を拠点にした、横浜市の障がい者福祉施設とアーティストを結び付けるプロジェクトに携わったことが「SLOW LABEL」立ち上げのきっかけだそうです。そこで、栗栖さんはたくさんの障がい者福祉施設のものづくりに出会います。当時、そこで作られた作品たちは、サイズや色が統一された正確なものでは無いことや、障がいがあるため短期間で量産ができないことなどを理由に、福祉事業者には「商品にできるものではない」と評価されていました。

ですが、そこに栗栖さんが派遣したアーティストが入ることで、制作されたものの不揃いさを魅力として引き出したり、障がいがあっても無理なくできるものづくりが提案され、これまでとはまったく違う新しい価値をもった作品が生まれたといいます。

こうして、これまで商品未満だったものをかたちにするブランドとして「SLOW LABEL」が立ち上がりました。立ち上げにあたって着目したのは「スロー」であること。障がい者福祉施設でのものづくりの特徴は、とにかくゆっくり。大量生産、大量消費のなかで成り立っている現在の社会において、「大量生産では実現できない自由なものづくり」が大きな武器になったのではないかとお話をいただきました。

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その後、「SLOW LABEL」の好評を得て、栗栖さんはさまざまなプロジェクトを立ち上げます。障がいのあるなしに関係なく、誰もが気軽に集まり、簡単に楽しくものづくりが体験できる工場「SLOW LABEL THE FACTORY」では、ものづくりの拠点としての機能のほか、障がい者と市民の交流の場としても大きな意味を持っているといいます。
そのほか、障がい者が生きる上での選択肢を増やす学びの場を提供する「SLOW ACADEMY」や、全国の障がい者福祉施設のものづくりの力を生かしたショップ「SLOW LABEL BLUE BIRD COLLECTION」の立ち上げ、福祉作業所のスローな時間を生かし、とにかく手間暇をかけたジェラートを販売する「SLOW GELATO」など、障がいのある方が自分たちのペースを大切にしながらも、社会で活躍できるさまざまな場をつくっています。

○ヨコハマパラトリエンナーレ
「SLOW LABEL」のさまざまな活動を通し、障がいとは何かを新ためて考えたといいます。障がい者の多くは、どこか欠落した部分はあるかもしれないけど、それぞれに突出した能力や感覚を持っている。栗栖さんは、そういった人々の魅力を発信し、人や社会を巻き込む発展型進行型フェスティバルとして、2014年に「ヨコハマパラトリエンナーレ」を立ち上げます。
このトリエンナーレでは、ただ障がいのある方のアート作品を集めるのではなく、プロのアーティストとのコラボによって新しい芸術表現を見出したり、社会に何か還元したりすることに挑戦しています。
また、このイベントは、2020年までの3回限定。それは、いつまでも「パラ」でいてはいけないという想いからだそうです。2020年以降からは、「ヨコハマトリエンナーレ」に障がいを持つ方が普通に出展できるような社会になることを目指しているのだそうです。

このパラトリエンナーレで、栗栖さんたちはパフォーミングアーツにも取り組みはじめますが、その運営を通し、さまざまな課題と出会いました。
・情報のハードル
 メールでの連絡が取りにくい。FAXやプリントの配布の方が圧倒的に有効である。
・物理的ハードル
 障がいの程度によっては、介助がなくてはひとりで移動することができない。
・精神的なハードル
 自分にはできない/うちの子にはできないという思い込みをしている。
常に人に迷惑かけるかもしれないという不安を抱えている。
この課題を解決するため環境を整えないことには、表現者の人口が増えず、高い質の作品はつくれないと考え、アクセシビリティの整備に取り掛かったそうです。

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〇「SLOW MOVMENT」
アクセシビリティを整えるため、栗栖さんはそれを支える人材の育成をはじめます。
【アクセスコーディネーター】
舞台に上がるまでのサポートを行う人。障がいのある方が集中して練習ができる環境を整えたり、連絡手段を障がいによってカスタマイズ(手話・展示)することができる。
【アカンパニスト】舞台の上でサポートを行いながら一緒に体を動かして表現をする人。

そして、障がいを持つパフォーマーと、それを支える人材が協働し、さまざまな公演を成功させていきます。そして、2016年には、障がいのあるダンサーの発掘や育成の拠点施設として、新豊洲に「ブリリアランニングスタジアム」を立ち上げます。
ここでは新たにエアリアルという空中パフォーマンスのための設備が取り入れられ、パフォーマンスとしてはもちろん、心と体を鍛えるトレーニングとしてとても有効に機能しているのだそうです。
第1回目のパラトリエンナーレから参加している障がいのあるパフォーマーたちは、現在このエアリアルをはじめ、積極的に新しい技術を取り入れ、表現を続けています。

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SLOW MOVEMENT - The Eternal Symphony - 1st mov. PLAYERS YOKOHAMAver.
SLOW MOVEMENT -The Eternal Symphony 1st mov.- AOYAMA, 2015

人のできること、できないことは、障がいのあるなしばかりで判断するべきではないと、栗栖さんはいいます。誰かができないことを、自分がどのように補っていくかを考える行為は、社会生活の中でお互いに役立てていくことができます。これからも、障がいのある人とない人が一緒に作品をつくり、より安全に、より質の高いことにチャレンジしていきたいと語っていただきました。
そしていずれ、個の相互補完によって「障がい者」というコトバが無くなる社会にしたいといいます。人材、技術を互いに共有し、多様な人々を受け入れ、補い合える社会にするために、SLOW LABELの活動をこれからも続けていくとお話をいただきました。

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最後に会場から質問を受け、そのまま同会場で懇親会を行いました。会場内では参加者の福祉事業者やデザイナー、アーティストが交流し、栗栖さんのお話をきっかけに、また次につながる新しい出会いが生まれたようでした。

こころのアート展 in しあわせの村 2016 KIITO巡回展の詳細はこちら
OPENING EVENTの詳細はこちら


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2017年1月に開催した神戸スタディーズ#5「神戸港からの眺め」の成果物として、各回講師による、レクチャー内容を改めてまとめた原稿を収録した冊子を制作しました。
モデレーターの芹沢によるテキストや、資料図版、開催時の記録写真も収録しました。


PDFデータをこちらよりご覧いただけます。
冊子現物をご希望される方は、1階事務所までお気軽にお問い合わせください。


神戸スタディーズ#5「神戸港からの眺め」
開催概要はこちら

2017年4月22日(土)

KIITOとプラス・アーツが協働でおこなった「防災サバイバルキャンプ」を考えるゼミの中で生まれた取り組み「レッドベアサバイバルキャンプ」。レッドベアサバイバルキャンプ発足5周年のイベントが開催されました。
「災害時に学べることは、ほぼキャンプで学べる。」をキャッチコピーに掲げるこの取組みにちなんで、当日はアウトドアファッション。会場もタープが張られた、アウトドアな設えになっています。まずは参加者の方の自己紹介から始まります。立ち上げ当初から参加している人から活動に興味を持って初めて参加した人まで、様々な方に来ていただきました。自己紹介の後はリレートークに移ります。講師の川内乾吾さんからは、今までの活動を交えながらレッドベアの歴史や、レッドベアを通じた様々な関わりをお話しいただきました。いわき市立泉北小学校教諭の佐藤登さんからはいわきの防災キャンプの現状をお話いただき、神戸から始まったレッドベアの活動が他の県でも行われていることや、地域の人や子どもたちが防災にどのように関わっているか、などレッドベアの活動の広がりを知るいい機会になりました。また、「いわき防災キャンプに行った際に乗っていた車の車種は何でしょうか?」「ボランティアレスキュー隊員の数は何名でしょうか?」といったようなレッドベアに関わるクイズも出され大きな盛り上がりを見せました。





 

その後、「インフラ班」「サバイバル班」「レスキュー班」「レクリエーション班」「エマージェンシーフード班」の5つのチームに分かれて各々のチームにちなんだ内容のクイズを自分たちで考えて出題する「バッジ争奪!ゲーム大会」が開催されました。チームでレッドベアでの思い出や活動を思い出しながら、クイズを考えていきます。「今一番保存期間が長い保存食は何年持つでしょう?」や「阪神淡路大震災後、東灘区ではガスの復旧にどれくらいの日数がかかったでしょう?」といったような、レッドベアでの活動を通して得た知識や、自身の体験を活かしたクイズが出題されました。


 

そして、「レッドベアでやってほしいことワークショップ」と題し、今後のレッドベア継続の為には何が必要か?何をやっていきたいか?をディスカッションしました。「婚活イベント」や「BBQミーティング」といったクラブメンバーが楽しく参加できるためのアイデアがたくさん出されました。イベント中はファシリテーショングラフィックも同時に行われており、様々なアイデアや発言が一つの紙にまとまっていきました。








 

レッドベアでの5年間の活動の中には、いろいろな人の思いが詰まっていると感じました。レッドベアのこれからの活動について大きく前進するきっかけになるイベントになりました。レッドベアサバイバルキャンプクラブのメンバーは引き続き募集中です。興味を持った方、活動に参加したい!と思った方はこちらまで。

「RED BEARANNIVERSARY CAMP」イベント概要はこちら

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デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年6月に開催するイベントについてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年6月に開催するイベントについてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年5月に開催するイベントについてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

2017年3月23日(木)‐25日(土)

+クリエイティブゼミvol.23「公園と地域をつなぐ仕組みを考える」を開催しました。今回のゼミは3日間の集中ゼミで実施しました。これまでも公園をテーマにゼミを開催し、さまざまなアクションを行ってきました。生まれたアイデアを継続的に展開していくための仕組みづくりの必要性を感じ、公園と地域をつなぐ仕組み、つなぎのデザインを考えていきました。


はじめに参加したゼミ生の自己紹介を行いました。参加動機、公園の思い出、公園についてのリサーチ報告を行いました。「子どもの頃はよく公園で遊んでいたが、今はほとんど行っていない」、「子どもができて公園に行くようになった」、「昔は毎日のように公園で友達とサッカーをしていた」、「公園にある健康器具が最近気になっている」、など様々な思い出や気づきが語られました。
参加者の思い出やリサーチのキーワードから、「公園のあり方を考えるチーム」「公園の周辺から仕組みを考えるチーム」「公園の利用について考えるチーム」「公園の運営、つなぎ手を考えるチーム」に分かれました。


講師の永田から、地域を考えていく際にアドバイスとして地域豊穣化における「風・水・土」、チームでの進め方について話をしました。
「風の人」は外から種を運び、地域に刺激を与える存在。「水の人」は、その種に水をやり続ける、中間支援的な存在。「土の人」は、その土地に根を張り、活動し続ける存在。その中で我々は良い種を作れるように考えていきます。その種は不完全でなければいけません。余地を残すことで、地域の人などの関わりを作れるようにします。またチーム内で進めていく中では、シナジー効果を生むことも大切です。互いの違いを認め、尊重すること、さらに信頼と協力があることでより高い効果が得られます。


グループワーク開始から各チーム議論が盛り上がっていました。持ち寄ったリサーチの情報を共有し、付箋をたくさん使いながら、それぞれの問題意識や気づきを書き出し、チーム内での方向性を考えていきました。各チームリサーチ共有では、近所の公園を見に行って感じたことや、最近人気の公園情報、周りの人の公園の活用術など様々でした。3日目の発表前の時間直前まで、アイデアを考え、白熱したディスカッションが行われていました。発表は、各チーム5分で行いました。


Aチーム
公園のあり方をテーマに進めていきました。今使われている公園は、公園に行く明確な目的を持った人が来るので、利用したい人に限定されているのではないか。そこで私たちは、どうすれば公園に行く意思のない人にも公園に足を運んでもらうことができるかを考えました。
コンセプトは、エリアを楽しむ基地としての公園で、「PARK DAY(公園の日)」を設けることを提案します。
単体として存在している公園を複数つないでいく仕組みを考えました。公園と公園の間にあるエリアの観光スポットや地元の人しか知らない場所、発掘されていない場所に寄り道を楽しみながら別の公園に行きます。周回できるようなイメージです。変わった自転車(複数人で乗るものなど)で公園間を移動できたり、「PARK DSY」限定のスタンプラリーなども考えました。
このモデルは公園だけでなく、周りのエリアの活性化も一緒に行っていきます。

フィードバック
・1つの公園ではなく、複数の公園をエリアで見て考えることはとても重要だと思いました。
・街区公園も大規模な公園もネットワーキングが大切だと思います。
・個々の活動を意外と知らないことが多く、公園で行われる活動の情報共有ができれば、連携などいろいろ可能性があるのではないか。


Bチーム
メンバーはみんな20代という若者チームです。若者が公園で思い思いに過ごすにはどうしたらいいのかを考えていきました。普段私たちは、公園でジュースを飲んだり、友達と話しをしたり、メールの返信などをしています。公園をあまり利用しない若者が公園を使うには何が必要か。人と会う、話す、座る、楽しいことができる仕組みが必要であると考えました。
家ではできないことができて、SNSに夢中な年代が話題にしたいことがあって、あまり人目を気にすることもなく、ある程度ざわざわした雑音がある空間であってほしいと意見ができました。
アイデア①:黒ひげ椅子
公園内にある複数の椅子のうち、適当な場所に3人が座ると、中央にある灯りがつくという、他人と偶然を共有する仕組みです。
アイデア②:夢を語る掲示板
いろいろなメッセージや夢を自由に書くことができる掲示板です。ある一定期間で消されるます。
アイデア③:ゴミ回収で公園が良くなる
空き缶などのごみ回収をすることで、それを資金に公園の設備が良くなっていく仕組みです。

フードバック
・私も黒ひげ椅子に座ってみたいと思いました。
・SNS時代に掲示板というアイデアが出るのが面白いです。
・公園の椅子はどこも一緒なので、高級感のある椅子や壁と一体の椅子などいろいろ意見があります。
・掲示板だけでなく落書きのできる壁なども面白いと思います。
・どこかで公園を好きにプロデュースしていいプロジェクトがあってもいいと思います。


Cチーム
公園の課題から話し合い、遊具の使い方や怪我や事故のトラブルなどの意見がありました。また、生きた公園、死んだ公園があるとチーム内で意見が出ました。そこには公園の周辺の人たちや自治会のモチベーションなどが影響しているのではないかと考えました。
公園の役割には、コミュニティ、防災、健康、遊び、学習などがあります。公園の使い方を知っているようで、」あまり知らいのではないか。特に子どもは学校なので、校庭以外の遊具などの使い方を知る機会はないので、公園ドクターと呼ばれる専門家が、各学校や地域を回り、遊具の使い方や怪我や事故が起こらないようにする指導できると良いと思いました。

フィードバック
・現状、何か公園でする際は、自治会長の承認を得ているので、自治会長の意識改革ができると面白いと思います。
・研修会を開いてどれだけの参加者がいるか不明だが、移行期でもあると思うので、このような仕組みが機能するといいと思います。
・マンションでは自治会の役割がまわってくるが、自治会長があまり頑張りすぎないことを住民は願っている雰囲気があります。自治会長が頑張るというよりも、サポートする中間的な仕組みがあるといいと思います。


Dチーム
公園の運営を切り口に「公園を取り戻せ!」をキーワードに考えました。公園の利用は、「働いていて、なかなか公園を利用しない人」、「良く公園を使っている子どもやお母さん、高齢者」、「公園を使いたいけど使い方がわからない人」、の3つに分かれました。現状、良く公園を利用している人たちが使い続けていくこと、公園の使い方が分からない人たちが使っていく仕組みの2つを考えていきました。
「おじさん2.0」
公園が公園であり続けるためには、公園を管理するおじさん、掃除をしている人の可能性に着目し、多様性を生みたいと考えました。公園の管理するおじさんをもっと素敵に、憧れの存在にするためのスキルアップ講座やディズニーランドのキャストの技術を学ぶ、おしゃれな作業着や掃除道具などのアイテムを工夫などアイデアがでました。
「Park meet ○○」
公園を使いたいけど使えない、どうしていいのか分からない人に対して、アクティビティのマッチングを行い、たくさんのアクティビティメニュー(0円コンテンツなども)を紹介する仕組みです。地域外の人に役割をつくるようなマッチングサイトをつくり、新しく公園の可能性に気付いてもらうことが目的です。

フィードバック
・公園を管理する人へのトレーニングは面白いです。
・神戸市で公園を管理する人は、緑化ボランティア(地域のボランティア)、ボランティア(誰か知らない)、業者さん(神戸市から委託を受けた)がいます。
・一番きれいな公園と感じるのは、地域の方が管理しているところが多いです。
・人や物をシェアする仕組みは面白い、このようなことができると街区公園が変わる可能性があるのではないでしょうか。


総評|永田
強い種をつくること、それをシェア知る仕組みの重要性を感じました。また運営する人の意識を変えることで、新しい担い手につながる可能性があると思います。
今回のアイデアは、引き続き神戸市産とも相談しながら、もっと深めいていく機会なども設けたいと思います。やらなければいけないという使命感も感じています。

3日間集中ゼミという新しい試みでしたが、でどんどん議論が進んでいる様子でした。これからも様々な手法を取り入れ、これからの公園の未来を考えていければと思います。今後も公園ゼミにご注目ください。

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+クリエイティブゼミvol.23「公園と地域をつなぐ仕組みを考える。」開催概要はこちら

<営業日時>
火~金 11:30~18:30
土   11:30~14:30 ※その他、臨時営業あり

<臨時営業・休業等>
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6月10日(土) 15時30分まで延長営業
6月14日(水) 貸切利用のため17時までの営業
6月23日(金) 貸切利用のため17時までの営業
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KIITO BAR:6月16日(金)18:30~21:30


<問合せ>
TEL:078-385-4791
MAIL:cafe@kiito.jp
住所:神戸市中央区小野浜町1-4 デザイン・クリエイティブセンター神戸 1F

2017年3月24日(金)

スタッフが到着するとすでにメンバーの皆さんはスタンバイOKのようです。
今日は本番ですので、焼きあがったものを施設にプレゼントすることになっています。
ということで、これまで焼き上がって終了だった工程に、パンをプレゼント用に袋詰めして段取りが追加というミッションが追加されます。
包装については2日目までで予行演習済みなので、あとはちゃんとパンを焼きあげるだけ!
気合いを入れて、目標時間に向けて作業開始!さぁ、頑張りましょう!


さて、張り切って最終計量です。今まで数々失敗してきた難関の「牛乳と玉子の計量」です。若干怪しい一幕はあったものの、みんなでチェックしあおうという気持ちで何とかミスをせずにクリア。後は全部材料を入れて捏ねるだけです。
本番の今日は、これまでの倍量の生地を捏ね上げることになっていました。少し量が増えて勝手が違うので、皆さん少し不安げに「これでいいのかな?」と声が上っていました。シェフが一人ずつチェックして回られ、疑問点をすぐに解決してくださいました。皆さんはアドバイスを聞くとまっすぐに取り入れてくださるので、米山シェフも「皆さんまっすぐな方ばかりですね。すごく素直に私の話や意見を聞いて下さるので助かりますし、こちらも勉強になりますよね」と仰っておられました。
チームワークも素晴らしく、作業の合間に片付けも率先してお手伝いくださり、予定以上に非常にスムーズに作業が進んでいきました。生地を丸め終わったら、それぞれ他のチームの見学をして「やっぱりXXXXさんの丸めはキレイや、さすがやな~」と感想や気になった点を話しておられ、本当に皆さん勉強熱心でした。待ち時間に「クリームパンってどうやって作るの?」とか、すでに次回作への意欲あふれるご質問があり、これから皆さんがどんなパンを焼かれるのかとても楽しみです。
順調に焼成まで進んで、オーブンから出てくる焼き立てパンたちに、あちこちで「やったー」と拍手と歓声が上がっていきました。
実際、予想より早く焼きあがったので、試食しながら皆さんそれぞれの参加する前と今の感想や、今後の抱負などを伺いました。初めてのパン作り、戸惑われたことも多かったと思いますが、皆さんとても前向きに取り組んでくださり、最後には「あんなパン焼けるかな?」とか「孫にキャラパンを焼いてあげよう!」とか「家では料理とかしないから、うちにパン持って帰ったら「こんなことできるの?!」って家族にビックリされちゃったよ。」とか、嬉しいお話を沢山頂きました。
そこで、参加者のお一人の奥さまで、なんと米山シェフよりパン作り歴が長い方もおられるというお話がありました。メンバーの方がその奥さまにキャラクターパンの作り方を聞いてみたというお話があって、シェフがボソッと「僕が作り方教えてほしい(笑)」と話される一幕もありました。


軽く現場を片付けてから、パンを袋詰して、みんな揃ってパンをグリーンホーム平成さんまでお届けに上がりました。
まず、センター長さんから施設の概要や利用者の方の様子などのご説明を頂きました。利用者のみなさんが、数日前からパンが届くのを楽しみにしておられることなどを伺って、まだほんのり温かい焼きたてパンを前に、メンバーの皆さんも「焼いてきてよかった。喜んでもらえるといいな」とワクワクの表情でした。
ささやかに贈呈式の後、みんなでニコニコ記念撮影をお願いしました。満面の笑みでパチリと集合写真を撮影の後、作業中の利用者の方々のお邪魔にならないよう静かに退出して、カレッジに戻って最後の締めくくりとなる片付をしました。


最終日、焼き上がった後の振り返りの時間に、カレッジ側から「皆さんの表情や焼きあがったパンを見て、やってよかった、成功だったと思います。この経験を是非ご自身の身の回りや、コミュニティーで役立てて頂きたいと願っています。」と嬉しいコメントを頂戴できました。
オーブンのドアを開け、焼きあがったパンを出してきた時の歓声と嬉しそうな表情、伝わってくる達成感は、本人だけでなくて周りも嬉しくしてくれるものです。ご自宅でメンバーの皆さんがそれぞれ思い思いにパンを焼いてくだされば、きっと周りの皆さんにその嬉しそうな雰囲気が伝わって、御本人の技術が上がるだけでなく、「おじいちゃん、すごい」とか、「XXさん、パン焼けるなんてすごいね。かっこいい。」とか、「XXさんみたいに自分もチャレンジしたい」と、大きく小さく「やればできる!」の輪が広がるかな…そんなことを願い想像しつつ、第3期のプログラムは終了しました。


次回またご一緒出来る機会がもてますように! チャレンジを続けてくださいますように!

最後になりますが、会場を提供頂きましたシルバーカレッジのみなさま、お声がけくださいました事務局・カレッジマネージャーの糸原さん、事務局の大西さん、講師として熱心にご指導くださいました米山シェフ、ご参加下さった3期生のみなさま、本当に3日間ありがとうございました。

取材・編集:阪口理恵

2017年3月23日(木)

スタッフ側が前段の用事で、本日少し遅れての到着となりました。そもそもの予定ではすでに開始から30分ほど経過しているので、作業が大分進んでいると思いきや、なんだか計量して捏ね始めぐらいと遅れ気味のようにみえました。
伺ってみると、数名の方が牛乳と卵の分量を間違えてしまったらしく、急遽計量を最初からやり直しとなっていました。

シェフからは「昔、自分が「常に自分を疑え」と教えられたので、チェックは念入りにするし、スタッフにも一つ一つ鵜呑みにせずにまず確認するように指導しています。」とのお話があり、「そうだったと思う」で作業を進めると全体に影響がでるので気を付けないといけないなと実感した「失敗談」となりました。


それでも皆さんは「失敗はダメだけども、取り返せる失敗なら、今後気をつけることで最終的な成功につながるはずだ」とあくまで前向きでした。
そう、メンバーの皆さんは常にポジティブで、チーム2人でお互い作業しながらも相手を「さすが!」など、とにかく褒め合っておられました。モチベーションの高い、雰囲気の良いチームワークには大切な要素だなぁと、人生の先輩から学ぶ瞬間となりました。


さて、最初のミスはそれなりに大きかったものの致命的ではないので、その後は大事なポイントとなる部分の見極めなどをシェフが順番に回って細かく指導を入れてくださり、非常にスムーズに作業が進んでいきました。皆さんそれぞれのご自宅で復習して頂いたようで、中には2回も練習でパンを焼いてご家族に振る舞ったという方もおられ、「孫に喜んでもらえた」と嬉しそうに報告してくださいました。皆さん本当に熱心で真面目に取り組んでくださって、スタッフもサポートにとても気合が入りました。

3月の中旬から下旬という、何かと行事も多く多忙な時期にも関わらずご参加くださっているメンバーの方々ですから、意識も意欲も高いに決まっていますよね。

色々とお話も伺いつつ作業は二次発酵まで順調に進み、焼きあがってからのお楽しみ、試食タイムです。
1回目よりも2回目、確実にキレイになっていました。


朝、メンバーの皆さんが少し多めに水分を入れてみた生地は、作業の合間を縫ってシェフがササッとリカバリ。
魔法のように、サササーっと生地をまとめ、ホワワっとチーズが振りかけられ、パパっと砂糖が振りかけられて、あらっ不思議。まるで予めプログラムにあったかのような、生地のバリエーションパンがいつの間にか焼きあがっていました。
メンバーの皆さんの「チャレンジ」によって、思わぬ形でシェフによるアレンジパンを食べることができました。ですが、3日目の本番は失敗禁物です!

計量時に一番失敗が多いという点を踏まえ、慌てがちになる3日目の作業で失敗しないように、2日目の最後で3日目分の準備出来る材料は計量しておくことにしました。全員で居残りして材料を準備していくのですが、いきなり「この粉の袋に塩入れた?」とか「砂糖入れたかどうか忘れてしまった」とか、意外と怪しい展開に…。やはり準備は大切ですよね。


11人分のアンパン用に66個アンコを丸める作業は中々大変だと思っていましたが、途中で手分けするとあっという間に終わる。チームワークは偉大ですね。
さて、計量終了、御片付も終わり、2日目も解散となりました。大きなミスはあったものの、初日より確実に美味しいパンが出来ているとシェフもよいコメントをくださいました。明日の本番は皆さん頑張ってくださいね!

3日目につづく

取材・編集:阪口理恵

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