お知らせ・レポート

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年7月からはじまるワークショップ「大人の洋裁教室2」についてプレスリリースいたします。

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デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年7月からはじまる展覧会・イベント「NO PROBLEM展」についてプレスリリースいたします。

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この度、「デザイン都市・神戸」の創造と交流の拠点である「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」が、公益社団法人ロングライフビル推進協会が実施する「第26回BELCA賞」ベストリフォーム部門を受賞しました。

BELCA賞は、ビルのロングライフ化に寄与する建築物を表彰するもので、過去には神戸税関 本関や神戸商船三井ビル等も受賞しています。

今回の受賞は、歴史的建築物の保存・活用とコスト縮減を両立した改修、そして「デザイン都市・神戸」としての取り組みやKIITOの活用を高く評価されたものです。

プレスリリース資料は下記よりダウンロードください。
http://kiito.jp/wp-content/blogs.dir/2/files/2017/05/KIITOpress_170526_BELCA.pdf


KIITO外観
Photo/Shunsuke Ito

2017年5月6日(土)5月7日(日)

2年に1度行われるちびっこうべのワークショップ。今回は子どもたちが集めてきたKIITOの館内のさまざまな音を集めて1つの音と音マップを作り出す「ちびっこうべサウンドスケープワークショップ」を開催いたしました。まずは、サウンドスケープの紹介から入ります。講師の橋本次郎さんがあらかじめ神戸の街で録ってきた波の音や汽笛の音を利用したベースの音楽をみんなで聞きながら、身のまわりにある様々な「音」について学んでいきます。最後に、そのベースに音にみんなが録音してきた音を重ねて一つの音を完成させます。その後、レコーダーの使い方をみんなで教わりKIITOの中の色々な音探しに出かけます。この日、KIITOでは078kobeのイベントが行われており、KIITOの館内は様々な音にあふれていました。



 

KIITOの建物の中で耳を澄ませ、どんな音が聞こえてきたかを考えながらレコーダーに録音していきます。「あっちに音が鳴りそうな場所がある!」「床がちがうと足音も変わってくる!」と今まで気づいていなかった、色々な音の発見がありました。レコーダーを初めて使う子どもも多く「良い音捕まえた!」と取り組んでいる姿が見られ、KIITO館内の1階から4階までの様々なスペースでの”音採集“に積極的に取り組んでいました。どこで、どんな音が、どんな風に聞こえてきたか忘れないようには手持ちの音マップにメモをしていきます。


 

音が録れた子から、イヤホンで録ってきた音をサポーターと確認して、録音してきた音の中から使いたい一音を選びます。録音してきた音と実際に聞こえてくる音がちがうことを自分たちで実感していきます。音選びが終わったら、橋本さんに音を渡しにいき、子どもたちと、どの所にどういう風に音を入れていくか決めて、ベースの音に子どもたちの録音してきた音を足していきます。音を編集している間に、音探し中にかいたマップを大きいマップに書き写していき、一つの大きな音マップを完成させていきます。


 

その後、編集し終わった音をみんなで聞いていきます。神戸で録られたベースの音にみんなで録ってきたKIITOの館内で録られた音が足されて一つの音になりました。自分たちで録ってきた音がどこで使われているか、どんな風に聞こえてくるかを作った音マップを見ながら感じ取っていきます。子どもたちの作った音マップには「トントンだれかが歩いているみたい」「消防車がいるみたい!」といったように、子どもが思うままにマップにコメントが書かれています。


 

ワークショップを通して、身近なところにも意識をしていないと聞こえない様々な音があるということを、ということを参加した子ども達に気づいてもらえる機会となりました。ワークショップに参加した子供たちには参加者賞として「音バッチ」をプレゼントしました。

今回作った音と音マップは6月10日のKIITOマルシェで成果展示いたしますのでぜひお越しください!

写真:槌谷綾二

2017年5月12日(日)

神戸市の総合福祉ゾーンしあわせの村では、障がいのある人たちの創作活動を支援し、その表現の素晴らしさを広く知っていただくための展覧会「こころのアート展」が毎年開催されています。今回、同展の巡回展をKIITOにて開催。巡回にあたり、KIITOの広い空間を存分に活用できる、新たな会場構成や展示什器を提案しました。設計・施工は、株式会社POS建築観察設計研究所にご協力をいただきました。

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広い会場内に配置された展示什器は、出展作家のそれぞれの作風に合わせてデザインされたもの。ひとつひとつが、作者の制作風景や、日常の様子に結び付くイメージから制作されており、作品の魅力をより引き立てました。

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作品とともに、作家の制作風景の写真も展示。書道作品の大胆な筆使いの様子や、愛用している道具の写真なども一緒に展示をすることで、作者が創作活動に没頭しているときの集中した空気や息遣いまで感じられるような、迫力のある展示空間になりました。

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会期中には、出展作家の方にも多くお越しいただき、巡回によって新しく作られた展示空間に、「自分の作品なのに、違う見え方がして面白い。」「作品がもっとかっこよくなった!」などのコメントをいただき、ご自身の作品の新たな一面を楽しんでいただけたようでした。

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私たちスタッフは、障がい者アートに専門の知識があるわけではなく、この巡回展の企画に携わったことをきっかけに、「障がいって何なのか?」「福祉とアートの境界って?」「自分にできることがある?」など、普段生活の中では意識していなかった、障がいにまつわる色々なことに考えを巡らせ、そして頭を悩ませたりもするようになりました。

障がいのある方、子どもや学生、年配の方、KIITOに関わってくださっているクリエイターなど、今回の展示にお越しいただいたさまざまな立場にあるみなさまにとっても、私たち同様、障がい者アートに少しでも関心を持ち、考えるきっかけの場となっていたら幸いです。

今後も、しあわせの村で「こころのアート展」は継続して開催されます。私たちも、KIITOだからこそできる関わり方を模索しながら、障がいのあるアーティストたちの活動をサポートしていきます。


こころのアート展巡回展inしあわせの村2016 KIITO巡回展開催概要はこちら
こころのアート展inしあわせの村2017開催概要はこちら



2017年4月26日(水)

神戸市の総合福祉ゾーンしあわせの村では、障がいのある人たちの創作活動を支援し、その表現の素晴らしさを広く知っていただくための展覧会「こころのアート展」が毎年開催されています。今回、同展の巡回展をKIITOにて開催。会場を移したことで、KIITOの空間でしかできない新たな会場構成や展示什器を提案し展示を行いました。

この展示のオープニングイベントとして、出展作家である新井咲さんとそのご家族によるアンサンブルの演奏会、そして障がいのある人との協働の場を多様なかたちでつくりだしているSLOW LABELディレクター・栗栖良依さんを招いてのトークを開催しました。

【第1部】新井咲+アンサンブルピアチューレによる演奏会

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本展の出展作家として、『旅シリーズ』と題した10点の油絵の作品と、その作品それぞれにひもづいた詩の作品を出展されている新井さん。絵や詩の制作活動と同様に、長年続けているというピアノの演奏を、音楽のお仕事をされているというご家族のみなさんと一緒に、披露してくださいました。

ドラムの演奏を担当されている新井さんのお父様からは、新井さんの持つイメージが絵や音楽に落とし込まれていく過程や、すべての創作活動の起点になっているという、新井さんの好きな映画の風景やストーリーについてのお話をいただき、会場にいる参加者のみなさんが、新井さんの世界観とより深く向き合うことができました。

演奏の最後には、新井さんご自身が作詞されたという、『出会い』という曲を披露していただきました。これまでに出会ったたくさんの人たちへの感謝の気持ちを込めた歌詞が、新井さんの優しい歌声とご家族の演奏にのり、会場中が穏やかであたたかい空気に包まれ、惜しまれながら演奏会は終了となりました。

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【第2部】スローレーベルが創造する未来
アーティストと障がい者が協働する機会をつくり、社会に新しい価値を生み出すさまざまなプロジェクトを手掛ける、「SLOW LABEL」ディレクターの栗栖良依さんにお越しいただき、障がい者のもつ創造性と、社会にもたらすことのできるさまざまな可能性についてお話をいただきました。

○「SLOW LABEL」の立ち上げ
観光と交流の拠点であり、アートセンターとしての側面も持つ「象の鼻テラス」を拠点にした、横浜市の障がい者福祉施設とアーティストを結び付けるプロジェクトに携わったことが「SLOW LABEL」立ち上げのきっかけだそうです。そこで、栗栖さんはたくさんの障がい者福祉施設のものづくりに出会います。当時、そこで作られた作品たちは、サイズや色が統一された正確なものでは無いことや、障がいがあるため短期間で量産ができないことなどを理由に、福祉事業者には「商品にできるものではない」と評価されていました。

ですが、そこに栗栖さんが派遣したアーティストが入ることで、制作されたものの不揃いさを魅力として引き出したり、障がいがあっても無理なくできるものづくりが提案され、これまでとはまったく違う新しい価値をもった作品が生まれたといいます。

こうして、これまで商品未満だったものをかたちにするブランドとして「SLOW LABEL」が立ち上がりました。立ち上げにあたって着目したのは「スロー」であること。障がい者福祉施設でのものづくりの特徴は、とにかくゆっくり。大量生産、大量消費のなかで成り立っている現在の社会において、「大量生産では実現できない自由なものづくり」が大きな武器になったのではないかとお話をいただきました。

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その後、「SLOW LABEL」の好評を得て、栗栖さんはさまざまなプロジェクトを立ち上げます。障がいのあるなしに関係なく、誰もが気軽に集まり、簡単に楽しくものづくりが体験できる工場「SLOW LABEL THE FACTORY」では、ものづくりの拠点としての機能のほか、障がい者と市民の交流の場としても大きな意味を持っているといいます。
そのほか、障がい者が生きる上での選択肢を増やす学びの場を提供する「SLOW ACADEMY」や、全国の障がい者福祉施設のものづくりの力を生かしたショップ「SLOW LABEL BLUE BIRD COLLECTION」の立ち上げ、福祉作業所のスローな時間を生かし、とにかく手間暇をかけたジェラートを販売する「SLOW GELATO」など、障がいのある方が自分たちのペースを大切にしながらも、社会で活躍できるさまざまな場をつくっています。

○ヨコハマパラトリエンナーレ
「SLOW LABEL」のさまざまな活動を通し、障がいとは何かを新ためて考えたといいます。障がい者の多くは、どこか欠落した部分はあるかもしれないけど、それぞれに突出した能力や感覚を持っている。栗栖さんは、そういった人々の魅力を発信し、人や社会を巻き込む発展型進行型フェスティバルとして、2014年に「ヨコハマパラトリエンナーレ」を立ち上げます。
このトリエンナーレでは、ただ障がいのある方のアート作品を集めるのではなく、プロのアーティストとのコラボによって新しい芸術表現を見出したり、社会に何か還元したりすることに挑戦しています。
また、このイベントは、2020年までの3回限定。それは、いつまでも「パラ」でいてはいけないという想いからだそうです。2020年以降からは、「ヨコハマトリエンナーレ」に障がいを持つ方が普通に出展できるような社会になることを目指しているのだそうです。

このパラトリエンナーレで、栗栖さんたちはパフォーミングアーツにも取り組みはじめますが、その運営を通し、さまざまな課題と出会いました。
・情報のハードル
 メールでの連絡が取りにくい。FAXやプリントの配布の方が圧倒的に有効である。
・物理的ハードル
 障がいの程度によっては、介助がなくてはひとりで移動することができない。
・精神的なハードル
 自分にはできない/うちの子にはできないという思い込みをしている。
常に人に迷惑かけるかもしれないという不安を抱えている。
この課題を解決するため環境を整えないことには、表現者の人口が増えず、高い質の作品はつくれないと考え、アクセシビリティの整備に取り掛かったそうです。

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〇「SLOW MOVMENT」
アクセシビリティを整えるため、栗栖さんはそれを支える人材の育成をはじめます。
【アクセスコーディネーター】
舞台に上がるまでのサポートを行う人。障がいのある方が集中して練習ができる環境を整えたり、連絡手段を障がいによってカスタマイズ(手話・展示)することができる。
【アカンパニスト】舞台の上でサポートを行いながら一緒に体を動かして表現をする人。

そして、障がいを持つパフォーマーと、それを支える人材が協働し、さまざまな公演を成功させていきます。そして、2016年には、障がいのあるダンサーの発掘や育成の拠点施設として、新豊洲に「ブリリアランニングスタジアム」を立ち上げます。
ここでは新たにエアリアルという空中パフォーマンスのための設備が取り入れられ、パフォーマンスとしてはもちろん、心と体を鍛えるトレーニングとしてとても有効に機能しているのだそうです。
第1回目のパラトリエンナーレから参加している障がいのあるパフォーマーたちは、現在このエアリアルをはじめ、積極的に新しい技術を取り入れ、表現を続けています。

SLOW MOVEMENT -The Eternal Symphony- 2nd mov.(速報版)
SLOW MOVEMENT - The Eternal Symphony - 1st mov. PLAYERS YOKOHAMAver.
SLOW MOVEMENT -The Eternal Symphony 1st mov.- AOYAMA, 2015

人のできること、できないことは、障がいのあるなしばかりで判断するべきではないと、栗栖さんはいいます。誰かができないことを、自分がどのように補っていくかを考える行為は、社会生活の中でお互いに役立てていくことができます。これからも、障がいのある人とない人が一緒に作品をつくり、より安全に、より質の高いことにチャレンジしていきたいと語っていただきました。
そしていずれ、個の相互補完によって「障がい者」というコトバが無くなる社会にしたいといいます。人材、技術を互いに共有し、多様な人々を受け入れ、補い合える社会にするために、SLOW LABELの活動をこれからも続けていくとお話をいただきました。

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最後に会場から質問を受け、そのまま同会場で懇親会を行いました。会場内では参加者の福祉事業者やデザイナー、アーティストが交流し、栗栖さんのお話をきっかけに、また次につながる新しい出会いが生まれたようでした。

こころのアート展 in しあわせの村 2016 KIITO巡回展の詳細はこちら
OPENING EVENTの詳細はこちら


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2017年1月に開催した神戸スタディーズ#5「神戸港からの眺め」の成果物として、各回講師による、レクチャー内容を改めてまとめた原稿を収録した冊子を制作しました。
モデレーターの芹沢によるテキストや、資料図版、開催時の記録写真も収録しました。


PDFデータをこちらよりご覧いただけます。
冊子現物をご希望される方は、1階事務所までお気軽にお問い合わせください。


神戸スタディーズ#5「神戸港からの眺め」
開催概要はこちら

2017年4月22日(土)

KIITOとプラス・アーツが協働でおこなった「防災サバイバルキャンプ」を考えるゼミの中で生まれた取り組み「レッドベアサバイバルキャンプ」。レッドベアサバイバルキャンプ発足5周年のイベントが開催されました。
「災害時に学べることは、ほぼキャンプで学べる。」をキャッチコピーに掲げるこの取組みにちなんで、当日はアウトドアファッション。会場もタープが張られた、アウトドアな設えになっています。まずは参加者の方の自己紹介から始まります。立ち上げ当初から参加している人から活動に興味を持って初めて参加した人まで、様々な方に来ていただきました。自己紹介の後はリレートークに移ります。講師の川内乾吾さんからは、今までの活動を交えながらレッドベアの歴史や、レッドベアを通じた様々な関わりをお話しいただきました。いわき市立泉北小学校教諭の佐藤登さんからはいわきの防災キャンプの現状をお話いただき、神戸から始まったレッドベアの活動が他の県でも行われていることや、地域の人や子どもたちが防災にどのように関わっているか、などレッドベアの活動の広がりを知るいい機会になりました。また、「いわき防災キャンプに行った際に乗っていた車の車種は何でしょうか?」「ボランティアレスキュー隊員の数は何名でしょうか?」といったようなレッドベアに関わるクイズも出され大きな盛り上がりを見せました。





 

その後、「インフラ班」「サバイバル班」「レスキュー班」「レクリエーション班」「エマージェンシーフード班」の5つのチームに分かれて各々のチームにちなんだ内容のクイズを自分たちで考えて出題する「バッジ争奪!ゲーム大会」が開催されました。チームでレッドベアでの思い出や活動を思い出しながら、クイズを考えていきます。「今一番保存期間が長い保存食は何年持つでしょう?」や「阪神淡路大震災後、東灘区ではガスの復旧にどれくらいの日数がかかったでしょう?」といったような、レッドベアでの活動を通して得た知識や、自身の体験を活かしたクイズが出題されました。


 

そして、「レッドベアでやってほしいことワークショップ」と題し、今後のレッドベア継続の為には何が必要か?何をやっていきたいか?をディスカッションしました。「婚活イベント」や「BBQミーティング」といったクラブメンバーが楽しく参加できるためのアイデアがたくさん出されました。イベント中はファシリテーショングラフィックも同時に行われており、様々なアイデアや発言が一つの紙にまとまっていきました。








 

レッドベアでの5年間の活動の中には、いろいろな人の思いが詰まっていると感じました。レッドベアのこれからの活動について大きく前進するきっかけになるイベントになりました。レッドベアサバイバルキャンプクラブのメンバーは引き続き募集中です。興味を持った方、活動に参加したい!と思った方はこちらまで。

「RED BEARANNIVERSARY CAMP」イベント概要はこちら

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デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年6月に開催するイベントについてプレスリリースいたします。

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