お知らせ・レポート

2016年2月8日(土)‐3月5日(日)

韓国大邱広域市と神戸市の親善交流事業として「the nanugi 分かち合いのデザイン展」を2/18-3/5まで、KIITO2FのギャラリーCで開催しました。


この「the nanugi」は、韓国語で「分かち合い」の意味をもちます。このプロジェクトは付加価値を創出できるブランディング、産学連携によるデザイン開発、技術教育を通した地域雇用の創出、そして資源循環を取り入れたゼロ・エミッション実現への貢献など、多くの側面で注目を集めています。
本展では、優れたデザインによる「the nanugi」商品の魅力だけでなく、生産のプロセスも紹介し、資源と能力を分かち合うことで持続可能な好循環を生み出す、社会におけるデザインの役割をパネルでも紹介しました。

「the nanugi」は地域の物的・人的資源を活用し、地域課題を解決する循環型のリサイクル・ビジネス・ネットワークである、アップサイクル・バレー構築を目指しています。
商品開発は、地域の繊維企業の生産と加工過程で余った素材を活用し、産学連携やデザイナーの協力でデザイン開発を行い、技術訓練をしたシニア層が生産を担当します。また、利益は雇用創出に還元するだけでなくチャリティ団体への寄付なども行っています。

170208_tn_ex_03

展示した商品は、ショルダーバッグやトートバッグ、ポーチ、財布など日常的に使用するものばかりです。トートバッグの素材はもともとブラインドに使用されていました。衣服に使われていた素材がペンケースやブランケットなどにデザインされ、生まれ変わっています。
「the nanugi」のシンボルである「チグハグファッションスリッパ」については、加工前の生地や加工されていく過程の素材も展示しました。

展示会場には、インスタレーションとして、実際に商品に使われている素材を活用した大きな行燈を制作、用途の異なる様々な素材の集合体として表現しました。

展示されていた商品の一部を、当館1Fメインエントランスに移設し展示していますので、ご関心をお持ちの方は是非ご覧ください。


「the nanugi 分かち合いデザイン展」開催概要はこちら

nagashima

KIITOアーティスト・イン・レジデンス2015-2016(招聘作家:長島有里枝)の成果物として、「縫うこと、着ること、語ること。」日記を発行いたしました。
本冊子で初公開となる滞在制作中の日記をはじめとして、成果発表展で発表した作品や展示風景写真も含んだ、96ページの冊子です。
(デザイン:有山達也+岩渕恵子、表紙および展示風景写真撮影:加納俊輔)

冊子現物をご希望される方は、KIITO1階事務所までお気軽にお問い合わせください。
本冊子はPDF公開はいたしませんが、遠方の方向けに、試験的に郵送対応を行います。ご希望の方は下記フォームよりお申し込みください。なお、数に限りがありますので、受付を終了することがあります。

2017.9 送料無料にて対応しておりましたが、着払いに変更いたします。下記よりお申込みください。
冊子送付申込フォーム↓
https://goo.gl/forms/nvvOIbF9JqcWKFgu1


KIITOアーティスト・イン・レジデンス2015-2016 長島有里枝 成果発表展「縫うこと、着ること、語ること。」
開催概要レポート

higashikata

「KIITOアーティスト・イン・レジデンス2016」(招聘作家:東方悠平)のドキュメントブックを発行いたしました。
ちびっこうべ2016」と並走してワークショップを行い、まちの中に出現させた「てんぐバックスカフェ」のドキュメントです。兵庫県立大学大学院准教授の竹田直樹氏による寄稿も掲載しています。
PDFデータをこちらよりご覧いただけます。 冊子現物をご希望される方は、1階事務所までお気軽にお問い合わせください。

2017年3月19日(日)~25日(土)

「セルフ・ビルド・ワークショップ 生意気とつくるKIITOの庭 ~なかにわなかま vol.4~」を開催しました。

新館と旧館の間、カフェとKIITOホールに挟まれた空間にある小さな中庭を、アーティストユニット・生意気とともに作っていく本ワークショップ、今回で4回目の開催となりました。

今回は、「いつ来てもOK」という条件で、約1週間の生意気ファミリー制作期間中を通して参加者を募りました。これまでも、生意気ファミリー自体は1週間程度の日数をかけて中庭づくりをしてきたのですが、参加者と一緒に制作するのは最後のほうの1,2日間のみでした。参加のしやすさなどを考慮してのことです。ただ、これまで開催してきたようすを見ると、彼らが制作する1週間の日々の中で自然に触れる、その生活・思考・制作スタイルに、面白みや学ぶべきものがたくさん詰まっているという側面もあるので、その日々をみなさんも一緒に体験してほしい、と考え、募集の形式を変更してみました。


今回は「アースオーブン」がトラックに載ってやってきました。小さいカマクラのような形で、土や砂など、どこにでもあるものだけで作られたオーブンです。オーブンの壁の厚みは25センチほど、火を起こしているときに外側を触ってもそれほど熱くありません。漆喰壁を作るような方法で作られているそうです。作るものに合わせて熱を出すのではなく、熱を無駄にせず、最初に薪を燃やして獲た熱を利用して、窯の中の温度変化に従って、その温度に合ったものを調理します。野菜たっぷりのピザを焼いて、ピザの残り生地で明日の朝食のパンを焼いて、、、と、食べ物でも無駄がありません。

期間中は、古びてきた竹のタワーを解体して、新しい竹と組み合わせてテラスを制作したり、ブドウのつるの枯れた部分を取り除き、3年の月日で栄養不足になった土と、新しい土を混ぜたり、花が咲く植物や、実のなる植物をたくさん、植えたり、種を蒔いたりしました。古びた竹はアースオーブンの燃料にします。



「あるもんで」を合言葉に、センターの中にある「いらないもの」を探すツアーも行いました。年間を通してさまざまなイベントを行うので、その時に使った木材などが各種見つかり、探検のような楽しいツアーでした。
途中、雨が降ってアースオーブンに少しヒビが入りましたが、泥を塗って埋めて、簡単に補修ができました。


1週間の共同制作を経て、中庭には多角形の竹テラスが誕生しました。テーブルを囲んで座れる竹ベンチができたので、ここで休憩したり、ランチタイムが楽しめそうです。蔓状の植物用にネットが張られたので、夏には植物のカーテンになるでしょう。庇があるところにベンチも設置しました。


最終日は例年のごとく、人を迎えて、きれいになった庭を一緒に楽しむパーティを開催しました。手持ちのものにシルクスクリーンをするワークショップも同時開催。また、画材を持参して、テラスの中で写生をしている中高生くらいの参加者も。思い思いに中庭を楽しみます。ゲストにIMORI, Oni, Ma Cerise, Dochi Michiなど、生意気ファミリーと縁の深いミュージシャンたちを招いて、ライブを行いました。Everybody "E" bandという、みんながミュージシャンになるバンドによる演奏も!中庭の空間に響き渡る音楽はとても心地よいものでした。




期間中、講師と生徒として、教える・教わる、という関係でなく、一緒に生活するように、ものづくりに取り組んだり、思い思いの時間を過ごしたり、食事をしたりすることで、彼らの姿勢に触れることができました。
駐車場にトラックを停め、竹テントを据えて煮炊きをしたり、野菜を買うのに淡路島の八百屋さんに来てもらったり、アーティスト・ユニットなのに植物の植え替え??など、ちょっと聞くと驚くような要素の多い彼らですが、「普通」の生活と思っていたことを成り立たせるために、さまざまな無駄や抑圧があるようだ、彼らの、誰かや何かに負荷をかけず、自分たちで作って物事を楽しむ暮らし方って面白いかも、と、少しでも感じてもらえていればと思います。


「セルフ・ビルド・ワークショップ 生意気とつくるKIITOの庭~なかにわなかまvol.4~」
開催概要はこちら

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年4月に開催するイベントについてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

2017年3月4日(土)

オープンKIITO2017のイベントの一つとして、東京のフリーペーパー専門店・ONLY FREE PAPER(以下OFP)によるイベントを開催しました。

radio

OFPがセレクトした「今読んでほしいフリーペーパー50誌」を展示・配布する、フリーペーパーのお祭りです。今回で4回目の開催となりました。

OFPのウェブサイトに掲載されたレポートでは、50誌のリストや今年の選出への思いが記されています。


昨年は、50誌の展示・配布に加え、OFPのアーカイブから、過去5年間のベスト100を厳選し、解説付きで展示する、というプラスアルファ企画を行い、好評を得ましたが、今回は、トークイベントを開催しました。

テーマは「ローカルフリーペーパーの今、そしてその後」。ゲストに、KIITOクリエイティブラボ入居者で、編集者の竹内厚さんと、徳島県が発行するフリーペーパー『あおあお』の編集に携わるデザイナーの森香菜子さんをお迎えしました。OFPオーナー・松江健介さんも登壇者兼司会として参加しました。

radio

竹内さんは編集事務所・Re:Sに所属。オフィスはKIITOクリエイティブラボ内にあり、KIITO NEWSLETTERの編集はじめ、神戸アートビレッジセンター(KAVC)、danceBox(dB)、ロームシアター京都、京都造形芸術大学ULTRA FACTORYなど、京阪神の文化施設、企業が発行するフリーペーパーやそれに類するものに多数関わられています。ただし関わり方はさまざま。記事を作ることもあれば、アドバイスをする程度の場合もあり、発行する施設、企業とそれらが考える発行目的・制作方針によってずいぶん違うようです。KIITOは毎回デザイナーも中身も変えているが、KAVCは多数の事業コンテンツを紹介する比較的オーソドックスな構成、dBはデザインも取材も印刷・製本までスタッフがやっている、吉本興業の『おおらかべ新聞』では壁新聞という媒体の提案から。。。など、実例を見せながらご説明いただきました。

森さんは、タウン誌の編集経験があることから、編集、ライティングも行うグラフィックデザイナーです。『あおあお』制作チームでは編集に携わっているとのこと。『あおあお』は徳島県が発行するフリーペーパー。森さんを含め、3人のチームで制作。すだち、阿波踊り、徳島ラーメンといった、観光として打ち出している素材には触れずに、徳島の、生活レベルにある小さな文化を拾っていく、自分たちが住んでいるところの豊かさをじんわり伝えることをテーマに据えている。県の担当者はコンセプトやテーマにはすごく理解があり、取材に同行することもあるし、提案もあるとのこと。

竹内さん、松江さんからは、『あおあお』は、淡々と、が徹底していて、写真も良いし、テキストも説明じゃなくてストーリーになっている/良くも悪くも、ガイドとして落とさないようにしているし、特集のタイトルのつけ方がすごくいい、「夜がきた」「獲物がいる」など、県の広報誌とは思えない!などのコメントが。独自の姿勢に感心しつつも、フリーペーパーの効果というのは見えにくく、制作者と発行者の意向や思いがうまく結びつかない例は多くあるので、反応や、県との関係はどうなのかとお聞きすると、反応は、じわじわと、配布箇所が増えたり、県の担当者が感想を受け取ったり、参考にしたいという問い合わせをもらうことがあるとのこと。


効果については、雑誌は分かりやすく販売数が変わるが、フリーペーパーは投げっぱなしなところがあり、なかなか測りづらいものがあります。松江さんも、OFPを運営していてよく聞かれるのだそう。
竹内さんからは、配布部数などでは測れない側面についての言及がありました。
たとえばdBの『長田ルンバ』の場合、ダンス公演を行うだけではまちの人との接点があまり発生しないけれど、スタッフが取材のためにまちに出ていったり、ダンス公演時に配布して、来場者が観覧後にまちに立ち寄るきっかけになる、など、フリーペーパーを作ることで、まちとの接点を増やす、という、まちづくりに近い側面があるとのこと。
フリーペーパーを作る目的は主体ごとにそれぞれではあるが、特に施設や企業が作る場合は、作る過程が大事、という側面もあって、自前のメディアをタテに、取材に行けることもあります。お金を出して制作会社に丸投げしてしまうと効果しか見えなくなりがちだけれど、その行政、施設、企業の人間が、その看板を外して、普段いけないところに行ったり、いち食堂のおばちゃんや、会いたい人に話を聞けたり、好きなクリエイターと仕事をすることができるのです。

ちなみに『あおあお』は、制作チームの3人が見たもの、感じたものを取り上げる、という意識でやっているため、他の人を入れることはないとのこと。ずっと同じメンバーでやるからこそ出てくる面白さもあるものですが、『あおあお』はそれをあまり誌面に反映させず、おもしろい!すごい!といった主観的な感想を書かないようにしているそうです。押し付けずに、フラットに提供して、読者に判断してもらう、という姿勢。バランスが難しいけれど、今このやり方はすごく気に入っているとのこと。いわく、「ロードムービーを撮っている感覚」。

フリーペーパーの現状の話では、竹内さんから、今、おもしろいフリーペーパーの方が少ない、編集が下手なのでは、という指摘がありました。一見きれいに作っているものは多いが、見た目だけではなく、中身もどこかで聞いたような話になっていることが多々ある。上手さを勘違いしている部分があって、全部が上手でなくていい、どこで上手さ出すかが課題。テレビでも、まちに出るテレビ番組が多くて、コミュニケーション能力も見つけるセンスもある人気者がやたらに街に出ている。街の普通の人が面白い、というテーマだけだったら、突破できない。対抗する必要はないけれど、その中で、そこならでは、フリーペーパーならではのことを考えないと、スキマ産業みたいになるのでは。フリーペーパーは効果がはっきりしない分、あんまり文句を言われないで許される自由さがある。だから本当は面白いことができるはずなんだけど、許されることが甘えの方に走っていて、誰も何も言わないから、そのまま作り続けてしまう。だから、とりあえず「いいね!」しがちな空気は忘れて、面白くなかったらそう言っていくほうがいい!というのは、松江さんも同意するところでした。


ゲストのお二人は、活動の仕方もフリーペーパーへのかかわり方も大きく違いますが、ローカルメディアと言われるものの現場にいる方で、それぞれの活動内容や制作に際しての意識についてなど、興味深いお話ばかりでした。言語化することによって、フリーペーパーそれ自体を楽しむことから、一歩進んだ理解を深めることができました。その中に「その後」を考えるヒントがありそうです。


【オープンKIITO2017】ONLY FREE PAPER in KOBE
開催概要はこちら

2017年3月4日(土)

オープンKIITO 2017」に「男・本気のパン教室」1期メンバー・パンじぃが出店し、パン販売をしました。先月、東京での「ライフ イズ クリエイティブ カフェ」に引き続いての活動です。前日から材料の買出し、仕込みを行いました。


メニューは新たに学んだポテトパンがベースのグリッシーニ2種「チョコレートのグリッシーニ」と「しらすとゴマのグリッシーニ」をつくりました。パンじぃがテレビに取り上げられたこともあり、お客さんの中には「パンじぃ」を知っている方もいらっしゃいました。


東京での経験も自信になり、準備からチームワークもバッチリで、順調に生地づくりが進み、時間通りにパンが焼きあがりました。販売時間前からお客さんが並ぶほどの人気ぶりでした。約60セットのパンはすべて時間内に販売が終了しました。
少しお疲れのパンじぃメンバーですが、購入できなかったお客さんに申し訳なかったと、次回はもっと数を作れるように頑張ろうとやる気十分でした。
今後もパンじぃの活動にぜひご注目ください。

「パンじぃ、オープンKIITOにやって来る」開催概要はこちら



KIITOが年4回発行する情報誌「KIITO NEWSLETTER」の最新号Vol.16が完成しました。

今回は2月に東京で開催した、「ワクワクする高齢社会の作り方」がテーマの「LIFE IS CREATIVE展」を特集。展覧会に関連して開催したワークショップ「男・本気のパン教室」 「大人の洋裁教室」に参加された6名の男女に、ワークショップのこと、高齢社会のことなど、ざっくばらんに語り合ってもらいました。
中扉には、イラストレーターのスケラッコさんに楽しいイラストを描いていただきました。

KIITO内や、全国の文化施設・教育機関などに順次配布していきます。ぜひ手に取ってみてください。PDF版も下記リンクからご覧いただけます。

KIITO NEWSLETTER
バックナンバーを含めたPDF版はこちら

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年3月に開催するイベントについてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年3月に開催するイベントについてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

ページの先頭へ戻る