お知らせ・レポート

2013年9月5日(木)

「総合」

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すやすや昼寝のように見えて実はマッサージ中(写真/上段)。うつ伏せになった人の上に乗っかって、転がったり頭や足を使って体をほぐしていきます。柔らかいところ、固いところ、場所ごとの質感の違いを感じながら、ゴロゴロ、フニフニ、タプタプ、グイッグイッと、してあげる方も楽しいマッサージのあとは、同じ「ロール」の動きを使い、巨大糸巻き?海苔巻き?製造機のような不思議なワークを。寝転んだ人の上に覆いかぶさり、ぐるんと絡め取るようにして膝の上で人が人をローリング!完全に回される意識ではなく、指示を受けて回されている人も動くようにするとうまくいく。ここまでで「ロール」の感覚をバッチリ掴み、次は、2人1組で部屋の端から端までロールしながら移動。ゴロンゴロンとでんぐり返り、ではなく、つながりを意識して、それぞれの動きをつくっていきます。

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その後、「触覚で知る―1」でやった、作品を作るようなワークをアプローチを変えてやってみました。前回は動きを“聞く”ように形作っていきましたが、今回は、ひじ、ひざ、足、肩、頭、アゴ、おしり…全身で動きを“伝える”。それに応えるように2人で動きます。ときどき、坂本さんの合図でリードする人を交代。相手の可動性や重心を感じながら、動きを連続させていきます。次第に周りとつながっていき、一緒にダンスしてフィニッシュ!

最後は、いつものように車座になって、全回を通して感じたことを話しました。感想の多くは、からだよりも精神面での気付きや変化について。何度かMonochrome Circusのワークショップを受講されている方も多かったのですが、自分の内面や環境を見つめる作業は新鮮だったよう。表現することの難しさとおもしろさを感じた、という声が多く聞かれました。坂本さんがおっしゃったのは「“聞く”より“伝える”方が難しい」ということ。動きを伝えるには、相手のからだや癖を理解していないとできない。それはコミュニケーションも同じ。

全10回のゼミもこれで終了。楽しくからだを動かしながらも、ダンスの精神を味わい、内面と向き合い、コミュニケーションについて考えさせられる深~い時間でした。講師の小寺さん、坂本さん、参加者のみなさま、おつかれさまでした!みなさまのご期待にお応えして、またKIITOでダンスしたいですね。
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開催概要、今までのレポートはこちら

10月4日(金)から24日(木)までの18日間(※休館日除く)、主にアジア圏で取り組まれている優れ視点を持つ防災活動を一堂に集め紹介する展覧会、「EARTH MANUAL PROJECT展」を開催いたしました。
※展覧会の開催概要はこちら

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日本をはじめ、自然災害が多発しているインドネシア・タイ・フィリピンなどの国々や地域の「+クリエイティブ」な視点を持つ防災・復興支援についての取り組みや活動をリサーチし、特に優れた国内14活動、海外9活動について取り上げ、その背景やプロセス、またクリエイターがどのような姿勢で自然災害や活動に向き合っていったのかを紹介する展示を行いました。
今回の展示では、取材から見えてきたクリエイターたちの思いや活動の流れ、今後の課題を、パネルで詳しく紹介しました。
それぞれの活動のメインコピーと活動のキーワードとなるキャッチコピーは、コピーライターの岡本欣也さんに、パネルの構成やメインビジュアル等のディレクションとデザインを、アートディレクターの寄藤文平さんに担当していただきました。
会場構成は建築家の曽我部昌史さんが担当し、木製のパレットと既存の椅子などの什器を使用したとても迫力のある会場となりました。

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会場では、各プロジェクトのブースに、その活動の概要が書かれたマニュアル(紙面)が自由に取っていけるよう設置されており、集められたマニュアルは、製本してオリジナルの“マニュアル冊子”にして持ち帰ることができるよう、製本スペースが設置されました。

展示以外では、日本、インドネシア、タイ、フィリピンからゲストを招聘し、活動に関して詳しく内容を聴くレクチャーやトークイベントとともに、彼らの活動のノウハウを体得できるワークショップを開催しました。
また、楽しみながら防災の知識や技を学ぶプログラム「イザ!カエルキャラバン! in KIITO」、神戸の料理人が考案した炊き出しメニューを味わいながら非常時の「食」への備えや工夫への理解を深める「世界のTAKIDASHIキッチン」など、家族で参加し、聴き、学び、つくるといった複合的な体験ができるプログラムを開催しました。

【会期中に実施したイベント/レクチャー】 ※それぞれの開催レポートは各ページをご覧ください


10月4日(金)  19:30~21:30
 オープニングレセプション
10月5日(土)・6日(日)  11:00~15:00
 世界のTAKIDASHIキッチン
10月5日(土) 19:00~21:00
 「ゲームで社会課題に挑む-Save The World With GAME-」
10月5日(土) 13:00~19:30 / 10月6日(日) 14:00~16:00
 「アートによる心のケア“heARTS”(ヒアーツ)担い手養成ワークショップ」
10月6日(日) 14:00~16:00
 「アートで親子コミュニケーション ワークショップ」
10月8日(火)~11日(金) 19:00~22:00 / 10月12日(土)~13日(日) 10:00~19:00
 「遊びながら学ぶ地震ゲームを作るデザインワークショップ」
10月11日(金) 19:00~21:30
 レッツ!サバイバル!-「アイデアと工夫」というデザインで、生きろ世界。-
10月12日(土)・13日(日) 13:00~16:00
 「レッツ!サバイバル ワークショップ」
10月14日(月・祝) 13:00~16:00
 「防災ゲーム大会」

▼コミュニティ・アーキテクト イカプトラ三夜連続レクチャー
[第一夜]
10月16日(水) 19:00~21:30
 住み続けながら拡張する復興住宅「コアハウス」
[第二夜]
10月17日(木) 19:00~21:30
 クリエイターは復興期の被災地とどのように関わっていくべきか
[第三夜]
10月18日(金) 19:00~21:30
 国境を越えて、BOSAIを地域に根付かせる試み~イザ!カエルキャラバンの事例から学ぶ~

10月19日(土)・20日(日) 13:00~16:00
 「イザ!カエルキャラバン!in KIITO」


■10月4日(金)~24日(木)
 「防災グッズセレクトショップ」

KIITO CAFEを舞台に「畑からのごちそう」をテーマにした料理を、もうひとつの食器としての音楽が出会うことでつづる物語をお楽しみください。
詳細はこちらから

デザイン・クリエイティブセンター神戸で、12月に開催する催事についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

2013年9月14日(土)

 

「KIITOアーティスト・イン・レジデンス2013」招聘作家の映画監督・濱口竜介さんと、哲学者の本間直樹さんによるトークの場を設けました。濱口さんは、2011年の7月から2013年の4月まで、共同監督の酒井耕さんとともに被災体験の聞き取りを行い、東北三部作を製作。今回はその内のひとつである『なみのこえ 気仙沼』を上映ののち、本間さんが聞き手となり、質問を濱口さんに投げかけるところから始まりました。以下に、話された一部をご紹介いたします。

 

濱口 復興の記録の撮影のために被災地に入った時は、震災の爪痕はあるが、その場所で本当に何が起こったのかを感じ取るには遅すぎる時期でした。さて何を撮ろうかと考えていた時、沿岸部の瓦礫の光景を見て「全部 “モノ”になっちゃった」ということを仙台市に住んでいる同行の方が言っていたのが印象に残りました。瓦礫の映像は当時メディアにたくさん流れていて、そのイメージだけが残っているような状況でしたので、瓦礫がただの“モノ”ではなかったのだ、瓦礫に歴史を与え返すような映像を撮りたい、そのために被災した人たちにインタビューをしてみようと思い至りました。

何を聞いたらいいのか全くわからない、という状態から出発しました。はじめのうちは人の繋がりがなかったので、メディアに出ている方をあたっていきました。ただ、カメラ慣れされている方々は、求められている“被災者”のイメージに答えようとされる傾向がどうしてもあるので、そうではない言葉を拾えるようなインタビューを模索していました。
ある時、とあるご夫婦にお話を聞いたら、二人で思い出し合いながらごく自然に喋ってくれて、それでいてその様子や内容は自分たちの予想を超えるものでした。この体験から、二人の親しい人に対話してもらうのがいいのではないかと思い、しばらく続けてみることにしました。

『なみのおと』の製作を経て『なみのこえ』の頃には、インタビューしたい方と撮影に至るまでに最低三〜四回はお会いし、カメラに撮られているのではなく僕達の前にカメラがある、というふうに安心してもらおう、と決めていました。人はカメラを向けられると萎縮してしまいますが、それを何とか和らげたい、その人自身の言葉が出てきて欲しいと思っていたんですね。

本間 もともと人間関係があった人同士が、震災体験からスタートして話していくうちに人生の真剣勝負がはじまっていく。生き様、語り様があらわれていく。

濱口 事前に、相手への質問を一つくらい考えてほしいとお願いしています。あとは震災当時、以降、そして以前にどうしていたかなど基本的な質問はします。ただ、どういうことを喋ってもらってかまわない、ということは一番大事なこととして伝えています。

 

本間 この映画を見ていて思うのは、ものすごくリアルだけれども、話してもらうという状況は濱口さんが設定しているわけですね。編集されて映画になっている、つまり濱口さんの見たいものを見ているのではないか、という気になってくる。

濱口 実際、二~三時間のインタビューを十数分にまとめる編集を行っていますから、原型をとどめないですね。ですがそうしなくてはいけないという気持ちでした。単なる記録ではなく、いつかだれかに見られるべきもの、という気持ちを強く持っているからです。そのためには、それは単なる記録を越えた凝縮された時間でなくてはならないと考えて、編集していました。

「このインタビューではここが重要なんだ」と、僕と共同監督の酒井が同意できるところを中心に据えて編集します。ただしその部分を切り取っただけでは、映像にした時点で多くの要素が失われ、別のものになってしまいます。その人達と何度も会った記憶や、その場に身をおいて息を詰めて聞いている時に僕達が感じる「良さ」っていうのは回復しません。観客に、その場に立ち会っているような高揚感をまねき寄せ、僕達がその場で感じていたことを少しでも感じてもらうため、もしかするとそれ以上に何かを感じ取ってもらうために編集をしています。

 

本間 また、映像の中の人と向かい合うという、本来ありえない位置におかれる「居心地の悪さ」が面白いです。相手はカメラを見て、自分はスクリーンを見ているのに、視線が噛み合って対峙してしまうことに不自然さを感じると同時に、もっと見たい気持ちにさせられます。

濱口 観客にも、二人の親しい関係性の中に入ってもらい、他人ではないという感覚を持ってくれはしないだろうかと思っています。津波の被害に遭った人たちは、明日も今日と同じような日が来ると思っていたという意味では、私たちと全く変わらない人たちなんだなと。まったく他人事ではないのだと。その実感が、遠く先まで映画を通じて届くといいと思います。

 

本間 「中高生と考える、3.11からの対話リレー」というプロジェクトを行っています。震災体験についても話しますし、「おばけはどうして怖いのか」から「人が生きる、死ぬとはどういうことか」まで何でも話します。対話はその場で起こり消えていくからいいものだと思っていますが、人が語る様子を見て、人は何を思うのか、ということが気になり映像記録をとっています。人が言葉を出していくその瞬間を記録し、別の対話の場で参加者に見てもらい、さらに対話をつなげるというものです。語られない部分が、映像を見ることにより伝染していくことってあるんだなということがわかりました。

濱口 映画は、例えば舞台やダンスなど生で展開されるパフォーマンスに比べて、緊張感を持って観ることができづらいメディアですが、言い換えれば、まったくそれ自体姿を変えることなく残り続け、誰かに受け取られる時を待っているようにも思えます。現代の自分たちにとっての問いを未来の観客に受け渡すことができればいいなと思います。

KIITOでの即興演技ワークショップでは、東北での経験を基にして「聞く」ことを大きな柱としたいと思っています。ドラマや映画で、セリフが発された時にそれを誰も受け止めずに、事態が進行しているのをよく目にします。案外、それをただちゃんと受け止められる環境を作れば、誰でも演技をできるのではないか、という僕自身の疑問から始めました。

動く、話すということももちろん大事ですが、聞かれている、受け取られているということがなければ、何も起こってないのと一緒ではないか。そして、カメラはありのまま起こっていることを写し取ってしまう怖さを持っているのです。ですが今回の試みを通じて、何かが起こる場を作ることができれば、その状況もカメラに写すことができるのではないか、という希望を持って取り組みたいと思っています。

 

開催概要はこちら

2013年10月12日(土)

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この日は、撮りためた写真を見ながら、それぞれの見学やリサーチについて報告。みんなでコメントし合いました。横浜出身の方が「神戸っぽいもの」と紹介してくれたものの中には、神戸人から見たら意外と感じるものも。外から見た神戸のイメージ、神戸の人が当たり前と思っているけれど他の地域ではそうではないこと。そのギャップが魅力のひとつなので、そこを掘り下げていければと話しています。

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ゼミでの活動をMUJI+クリエイティブスタジオで公開中。集めたアイテムや活動の記録をご覧いただけます。そのほか、今までに無印良品が世界中で見つけてきた「Found MUJI」のアイテムも併せて展示しています。
場所/1F MUJI+クリエイティブスタジオ  OPEN/木・金・土・日 11:00~19:00

Found MUJI 神戸
このゼミは、世界中の地域から人々の知恵と工夫に磨かれた伝統と文化を見つけ出す「Found MUJI」の活動を神戸で行う試みです。もの、文化、歴史にまで視野を広げてリサーチすることで、神戸の新たな魅力を発見していきます。→開催概要はこちら

2013年9月24日(火) 

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最終発表会前、最後のゼミを開催しました。先週に引き続き、はじめにNPO法人プラス・アーツより、津波避難についてのヒアリング報告がありました。その後、発表に向け、提案内容の整理や実現の可能性について議論しました。

A班|看板(ツール)
避難目印
・津波避難の際に逃げる目印として、山手幹線を目立たせ、新たな名称を募集する
・観光用のガイドマップの:更新時期に合わせ、山手幹線にラインを引くなど、津波避難の際の目印を入れる
看板
・新規に設置する看板として、立体マップや鳥瞰図としった高さ情報もわかるものをつくる
・究極の津波避難マップを作成し、ウェブで公開し、オープンソースとして誰もが自由にダウンロードし、使えるようにする
・マップには安全な場所までの距離や時間などを分かるように入れる
ステッカー
・海抜表示だけでなく、設置場所の津波の予想高さや到達時間、津波が引くまでの継続時間なども表記する
・設置個所は電柱や自動販売機、コンビニなどで検討
・スローガンなどと合わせて載せ、企業広告としても検討
その他
・11月17日に毎年開催されている、阪神・淡路大震災追悼イベントに合わせてキャンペーンを実施できないか

B班|キャンペーンや担い手育成(プログラム)
伝える情報
・伝える情報はできるだけシンプルにする
・神戸という街は、海と山との距離が近く、歩けば容易に避難ができる
・津波が到達するまでに80、90分あるので、十分避難できる
防災教育
・伝えるべき情報を、現在、観光ボランティアとして三ノ宮駅前などで黄色の帽子を被り案内をしている人に来街者に対して伝えてもらう
・津波避難について、観光ボランティアだけでなく、興味のある大学生や地域の協議会などを巻き込み、広げていく
・海と山近いなど、街の魅力として伝える




+クリエイティブゼミvol.7 防災+まちづくり+観光編
「神戸発:日常的にも活用される津波避難情報板を企画する」

http://kiito.jp/schedule/seminar/article/4227/


2013年9月20日(金)

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無印良品はコンセプト誕生から、自然と人とモノの関係を考え、商いを通じた社会貢献を目指してきました。消費社会へのアンチテーゼから生まれたブランドは、いかにしてその概念をビジネスとして実現させているのか。創業当時の広告と最近の取り組みを例に、お話しいただきました。

1984年に「色のまんま」という広告を打ち出し、原毛そのままの色のセーターやカーディガンを販売した無印良品は、2012年、「人類は温暖化。」というメッセージともに、素材の色を活かす活動を再び始めましたこれは、自由な染色が優位に働く市場の原理により、有色のアルパカが減っている現状に対する行動です。このように、くりかえし原点に立ち返り、未来を考えながら、もともと持っているコンセプトや価値観を、世の中の流れに合わせて発信し続けています。

そのほか、世界の地域や人と協力する取組みをご紹介いただきました。
World MUJI(世界の地域や文化、才能から、新しい無印良品の可能性を見つけ出していく試み)、Found MUJI(文化のアイデンティティを希求し、地域に残るよいものを広めていこうとする取り組み)。ときにNPOや政府関係機関との連携しながら、フェア・トレード、テーブル・フォー・ツー、ピンクリボン、FUKU FUKUプロジェクト、大槌復興刺し子プロジェクトといった生産者や環境への配慮した取り組みも行っています。

いまや世界25ヶ国で店舗展開するグローバル企業は、これらを“Globalな視点でLocalなモノ・コトを見つめ、Universalに拡げる”活動と位置付け。ものの価値を知り、納得できる「ふつう」を提供し続けるブランドの価値観には、“Global”と“Local”、相対する言葉が矛盾なく存在します。

→開催概要はこちら

MUJI+クリエイティブゼミ「Found MUJI 神戸」
世界中の地域から人々の知恵と工夫に磨かれた伝統と文化を見つけ出す「Found MUJI」の活動を神戸で行う試みです。もの、文化、歴史にまで視野を広げてリサーチすることで、神戸の新たな魅力を発見していきます。→詳細はこちら

2013年9月20日(金)

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無印良品はコンセプト誕生から、自然と人とモノの関係を考え、商いを通じた社会貢献を目指してきました。消費社会へのアンチテーゼから生まれたブランドは、いかにしてその概念をビジネスとして実現させているのか。創業当時の広告と最近の取り組みを例に、お話しいただきました。

1984年に「色のまんま」という広告を打ち出し、原毛そのままの色のセーターやカーディガンを販売した無印良品は、2012年、「人類は温暖化。」というメッセージともに、素材の色を活かす活動を再び始めましたこれは、自由な染色が優位に働く市場の原理により、有色のアルパカが減っている現状に対する行動です。このように、くりかえし原点に立ち返り、未来を考えながら、もともと持っているコンセプトや価値観を、世の中の流れに合わせて発信し続けています。

そのほか、世界の地域や人と協力する取組みをご紹介いただきました。
World MUJI(世界の地域や文化、才能から、新しい無印良品の可能性を見つけ出していく試み)、Found MUJI(文化のアイデンティティを希求し、地域に残るよいものを広めていこうとする取り組み)。ときにNPOや政府関係機関との連携しながら、フェア・トレード、テーブル・フォー・ツー、ピンクリボン、FUKU FUKUプロジェクト、大槌復興刺し子プロジェクトといった生産者や環境への配慮した取り組みも行っています。

いまや世界25ヶ国で店舗展開するグローバル企業は、これらを“Globalな視点でLocalなモノ・コトを見つめ、Universalに拡げる”活動と位置付け。ものの価値を知り、納得できる「ふつう」を提供し続けるブランドの価値観には、“Global”と“Local”、相対する言葉が矛盾なく存在します。

→開催概要はこちら

MUJI+クリエイティブゼミ「Found MUJI 神戸」
世界中の地域から人々の知恵と工夫に磨かれた伝統と文化を見つけ出す「Found MUJI」の活動を神戸で行う試みです。もの、文化、歴史にまで視野を広げてリサーチすることで、神戸の新たな魅力を発見していきます。→詳細はこちら

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