お知らせ・レポート

2014年5月20日(火)


神戸市消防局とタッグを組んで、20代、30代を対象とした新しい防災啓発プログラムの企画、開発に取り組む+クリエイティブゼミ vol.9防災編「神戸市消防局と、若い世代向けの新しい防災プログラムを開発する」の第2回目のゼミを開催しました。


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はじめに、神戸市消防局の手塚さんより1回目のゼミ終了後にゼミ生より出た質問の回答をいただきました。


(質問)人口構成→(回答)資料の配布

(質問)若い世代の防コミの認知度→(回答)低い(皆様も知っていましたか)

(質問)西須磨防コミの会議で、却下になったアイデアを知りたい。→(回答)出てきたアイデアに対しては、なるべくそれらを活かした形で防災訓練に反映させている。今回のゼミで上がってくる企画にも期待している。

(質問)西須磨防コミの組織の構成が知りたい→(回答)6月の西須磨防コミの総会後に分かるかも

(質問)地域のコミュニティ広報誌は→(回答)結成から5年くらいまではあったが今はない。現在はふれまちの会報に情報を載せる等して広報しているとのこと。

回答を頂いた後、手塚さんからは西須磨地区にこだわらず様々にアイデアを出し合ってくださいとのコメントがありました。

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その後、防災に対するクリエイティブな活動に取り組むプラス・アーツの紹介を百田さんよりしていただき、ゼミ生を含めた質疑応答を行いました。

 
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そしてグループ毎によるディスカッションを行いました。宿題を発表しあうグループやキーワードを書き出すグループ、やってみたい防災イベントを話し合うグループと、様々に意見交換をしあう2回目のゼミとなりました。

+クリエイティブゼミ vol.9防災編「神戸市消防局と、若い世代向けの新しい防災プログラムを開発する」
開催概要はこちら

 

2014年3月22日(土)

オープンKIITOの企画の一つとして写真家・小林哲朗さんによるトーク「KIITO の建物の魅力」を開催しました。
「工場ディスカバリー」や「廃墟ディスカバリー」など建物の写真集で人気を博する写真家の小林哲朗さんに、これまで撮影されてきた工場や廃墟の写真作品をスライドでご紹介いただくとともに、「進化するレトロ建築」と題し、小林さんがKIITOを見て感じた魅力についても語っていただきました。
また、トークの会場内では、事前に小林さんにKIITOにお越しいただいたときに撮影したKIITO館内の写真や普段は閉鎖されている建物の地下の写真のパネル展示、小林さんの工場や廃墟の写真作品のプロジェクション上映、作品集の販売を行いました。



オープンKIITO:写真家・小林哲朗さんによるトーク「KIITO の建物の魅力」
http://kiito.jp/schedule/lecture/article/7439/

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「KIITOアーティスト・イン・レジデンス2013」(招聘作家:濱口竜介)のドキュメントブックを発行いたしました。 約5ヶ月間開催したワークショップ及び成果発表のドキュメントです。
PDFデータをこちらよりご覧いただけます。 冊子現物をご希望される方は、1階事務所までお気軽にお問い合わせください。

2014年4月18日(金)

本年度開催の「ちびっこうべ」に向けたレクチャーとして、“子どものまち”づくりの先進事例である、名古屋の「だがねランド」の企画担当者・近藤亜弓さんと、そのまちづくりワークショップを担当してきた建築家・曽我部昌史さんをゲストにお招きし、子どもたちを主体にした“まち”のつくり方のノウハウをご紹介いただきました。
2006年より毎年開催してきた経験から、事前ワークショップの組み立て方、まちの仕組みのつくり方、また名古屋に定着していった「だがねランド」の成り立ちから、経緯についてお話いただき、その後、質疑応答と、トークセッションを行いました。

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「だがねランド」が始まったきっかけ
2005年にIFYA(International Forum of Young Architects)という若手建築家のための国際フォーラムが名古屋にて開催されました。このプレイベントとして子どもたちと30年後の名古屋の都心について考え、模型を制作し、プレゼンテーションするワークショップを行いました。
これを機に名古屋都市センターでの子どもに向けての教育プログラムが本格的になります。
ワークショップで制作した模型は1/150サイズだったのですが、この模型では作った街を体感することができません。それなら子ども等身大のまちをつくろうよ、というきっかけで「だがねランド」は開催されることになりました。


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だがねランドの流れ

名古屋都市センターのまちづくりや都市計画支援においては、調査研究、情報収集、人材育成交流という三つの柱があり、人材育成交流の部分に「だがねランド」は位置付けられています。
まちづくりのワークショップは、名古屋都市センターのまちづくり広場を会場に、子どもたちが体感できるまちを自ら計画(都市計画)し、創作(建築物の設計施工)し、さらにそこで遊び(生活)、最後には解体して更地に戻すという一連の過程で約1ヶ月間かけて行われます。
住民がまちづくりに参加するようになってから久しいですが、基礎的な知識はあまり持っていないのが現実です。住民が参画してまちづくりを効果的に進めるにはまちづくりに関する認識や知識の向上が不可欠です。「将来を担う子どもたちにまちを考える基礎的な知識を持ってもらう。」これがだがねランド事業の主旨となっています。

だがねランドの構成
前半でまちを作り、後半でまちを使って遊ぶ。大きく分けるとこの2つでだがねランドは構成されています。
前半のまちづくりでは、まず都市計画を行います。子どもたちが主体となって、建物の配置、建物以外の空間の使い方、まちの景観、動線などを考え、どういうまちにするかを考えます。
そして1/30模型を作り、街並みや建物のルールを作り、まちを構成していきます。ここで作られたルールを元に建築ワークショップを行います。
(※)建築ワークショップの詳細は追って記載)
後半でだがねランドはオープンを迎えます。参加する子どもたちは 役場で住民登録をし、だがねランドの市民となります。こどもたちが制作した商品をお店で買ったり、またその商品を作るための材料費とすることができるだがねランドの通貨「ダガネ」を稼いだり、試験を受けて資格を取ったりなどの体験をします。

まちでできる体験
工房で働く、お店で働く、勉強をする、試験を受けるなどをしてまちのくらしを楽しみます。
工房でつくった商品は展示され、最終日には「だがねデザイン賞」を決定します。
学校では試験に向けた様々な勉強ができます。「あーきてくちゅう試験」という試験があり、建築やまちづくりの知識を問う「はかせ」の試験と、道具の使い方や丁寧さを身に付ける「たくみ」の試験の2種類が用意されています。試験で合格すると5~1級を取得でき、持っている級数によってできる作業の幅が増えていきます。何級からカッターナイフが使える、何級から○○のお手伝いができる、などの“資格”を手に入れられます。
その他にも町長選挙や議会、夏祭りなどのイベントなど様々な体験ができます。

まちの解体
最後は「さよならだがね」でまちを解体し、来年も使う部材を仕分けます。更地に戻すところまでを体験することもだがねランドの大きな特徴です。


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建築ワークショップ(※)

ワークショップをするにあたり、運営をサポートする学生スタッフと「2日で完成させるには?」「子どもたちにケガをさせずにすすめるには?」ということについて事前にミーティングを重ね、ワークショップ本番に臨みます。
学生スタッフは「だがねオールスターズ」と呼ばれ、模型づくりや建築体験のサポートをします。メインの建物の設計は曽我部さんが指導のもと行いますが、 木造建築の仕口の仕組みの解説や樹種の選び方、様々な工具の使い方などのレクチャーはだがねオールスターズが行います。

施主の存在
だがねランドの特徴として、都市計画で作られたルールは必ず守るという点がありますが、そのルールを圧倒するような「施主の意見」というものがあります。だがねランドでの施主とは建築をする子どもたちであり 、ときにはルールを超えた力強い意見が出てくるのです。そういった施主にはルールを理解してもらうことに苦心しますが、その力強い意見が計画を進めるカギとなることもあります。子どもたちの様々な理想がある中でひとつの意見に絞り込むのはとても大変です。そんな時に「わたしはここがきらい。」といった施主の意見が決め手となり、意見がまとまり始める事もあるのです。

建築のプロセス
現実の建築設計のプロセスをワークショップで体験します。
まずどういった建物を建てたいかを子どもたちに聞き、敷地をとなる空間を 見に行く。そこから建物をイメージし、絵を描く。また敷地に行き、絵を描き直し、というトライアンドエラーを重ね、ルールから外れていないかをだがねオールスターズと一緒に確認しながら1/10模型を作ります。そして確認申請書も記入し、だがねランドの役場に提出します。スタッフによる建築確認が行われ、合格印がもらえればいよいよ建築作業が始まります。

曽我部さんの役割
曽我部さんは子どもたちとの議論にも参加しますし、それぞれの建築をチェックもします。しかしながらあくまで司会に徹されているそうです。ルールから外れていないかという最低限の事や、各自のスケッチを共有し、一つに絞っていく作業では子どもの想いを咀嚼して分かりやすく伝える手助けをし、あくまで決定は子どもたちに委ねるのです。

子どもたちが求めているもの
設計が終わるといよいよ建築物の制作が始まります。子どもたちも実際にのこぎりをひいて木を切り、建材を作ってゆきます。大人たちは時間内に大きなものを作らせてあげることで満足感を得てもらおう、と壁などはホチキスで留めるといった簡略化をしていっていたそうですが、実際子どもたちは「インパクトドライバーを使ってボードを留めた」といったような今まで未体験だった一つ一つの作業に満足感を得ている様子だったようです。

子どもたちは「いいまちにするにはいい建築が必要」ということを感じながらワークショップに取り組みます。大人も最低限のフォローをしつつも子どもたちの想像力と実際の作業によってまちを完成さて行くのです。


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レクチャーの後半は前半のお話をふまえて質疑応答とトークセッションを行いました。


質問:
現実社会でも自由になんでも好きな家を建てられるわけではないですよね。そのような事を教えるためにしていることはありますか?


回答:近藤さん
街に家を建てるには2つの要件があります。1つはその家に住む「内側」のひとと、2つ目はその家の近所に住む「外側」のひと。家を建てるにはそのどちらにも配慮したものでなくてはなりません。「建築は自分たちだけのものではない」ということを伝えるように心がけています。

回答:曽我部さん
子どもは制約があった方がクリエイティビティを発揮しますよね。あるときこの扉の横にだがねずみの形を作りたいという要望がありました。その場所には本来必要な窓がありませんでした。そこからだがねずみの形に切り抜いた窓が発明されたんです。制約とやりたいことが重なりあって答えを導き出すのです。


質問:
学生スタッフが参加していらっしゃると思いますがサポートをしてもらう際に伝えていることがありますか?


回答:曽我部さん
焦るな。ですね。大人が焦ると子どもも焦ります。


質問:
子どもたちからの率直な意見、感想はありますか?


回答:近藤さん
だがねランドでは毎回アンケートをとっており、その内容の100%が「たのしかった」と回答してくれています。(笑)
いろいろな子どもがいて、本当にやる気のない子どももいるのですが、その子どもも全部終わったあとには「たのしかった」と書いてくれています。
いろんな子がいるという話では、だがねランドには「イエローカード」と「レッドカード」があります。工具を使う作業がありますから暴れたり走ったりする子がいるとやはり危ないので、そういう子にはだがねランドの外で10分ほど退場をしてもらいます。その間はスタッフが一人つき添い、落ち着いてきたら戻らせます。


質問:
運営側の体力を持たせるコツってありますか?


回答:近藤さん
私は後半、気を抜いています 。やっていくとだんだん役割が出来てくるのでそれぞれに任せていくという感じ。さすがに体力持ちません。

回答:曽我部さん
あとは学生のサポートがあるおかげですよね。


質問:
当日つき添いで来られる親御さんがいらっしゃると思いますがその対応はどうされていますか?


回答:近藤さん:
帰ってもらっています。やはり親まで入ってくると物理的にも狭くなってしまいますしね。そのかわりオープンした際には町長選で決まった町長がまちを案内するツアーを開催しています。



今回のレクチャーは開催の歴史が深く、「ちびっこうべ」とは違った手法や目的で行われているだがねランドのプログラム、運営についてお聞きすることができました。前回のちびっこうべに参加して下さったクリエーターやサポーターの参加も多くあり、本年度10月開催のちびっこうべでの運営の参考や、良い刺激にもなったのではないでしょうか。


ちびっこうべレクチャー 名古屋「だがねランド」に学ぶ 子どものまち
http://kiito.jp/schedule/lecture/article/7840/

2014年5月13日(火)


神戸市消防局とタッグを組んで、20代、30代を対象とした新しい防災啓発プログラムの企画、開発に取り組む+クリエイティブゼミ vol.9防災編「神戸市消防局と、若い世代向けの新しい防災プログラムを開発する」の第1回目のゼミを開催しました。



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講師の永田がゼミの流れを説明しました。そして神戸市消防局の真柴さん、手塚さんより神戸市消防局の取組みの紹介と課題の発表がありました。その後、西須磨地域の防コ※1の部会長である大島さんに同地域での取組みの紹介を頂き、ゼミ生を含めた質疑応答を行いました。

 
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次に、5グループ分かれ、参加したきっかけや取り組みたいことなど、グループ毎にゼミ生が自己紹介を行いました。


早速ゼミ生からは様々な意見が挙がり、若い世代向けの防災プログラムの開発について、現状と課題を共有する有意義な1回目のゼミとなりました。


※1「防コミ」(BOKOMIとは、「防災福祉コミュニティ」の略称で神戸市の自主防災組織のことです。


神戸が体験した阪神・淡路大震災のような大規模災害では、災害対応に関する公的機関の活動には限界があることが認識されました。そして「自らのいのちは自らで守る」「自らのまちは自らで守る」という意識のもと、いざという時に対応できる住民による自主防災組織の必要性が全国的に提言されました。平成7年度から神戸市内の各地域に結成が進められた組織が「防コミ」で、現在、市内の各地域に概ね小学校区単位で191の「防コミ」が結成されています。


+クリエイティブゼミ vol.9防災編「神戸市消防局と、若い世代向けの新しい防災プログラムを開発する」
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2014年4月24日(木)

キイトナイト5 映画部は、「モーショングラフィックスって?」と題し、セレクターにクリエイティブラボ429、リキッドブロックの蔡本英賛(さいもとひでよし)さんを迎え、開催しました。今回は、映像表現の手法の一つであるモーショングラフィックス、その目にする機会の少ないデザインされ映像作品を世界中にあるプロダクションの中より厳選し紹介。

まずはオープニングに、モーショングラフィックスとは何のなのか、ということについて映像をみながら解説いただき、分かりやすい事例として、蔡本さんがつくられたKIITOのロゴを使ってのモーショングラフィックス映像をご紹介していただきました。


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その後、Adobeのソフト(After Effects)にてのモーショングラフィックスの作り方を紹介し、先ほど流したKIITOロゴを使ったモーショングラフィックスの作り方を実演いただきました。

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そして最後に、各国のクリエイターが作(創)り出すモーショングラフィックス映像を鑑賞。

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上映終了後、モーショングラフィックスの作り方や、蔡本さんご自身の仕事についての質問をした後、参加者を交えて談笑となりました。

 各国によって使われる色やエフェクト等の特異性が面白く、モーショングラフィックスを作るには、サッカー日本代表・岡崎のような、DFの裏への繰り返し繰り返し走り込み続ける強靭なメンタルが重要との蔡本さんの言葉が印象に残りました。

 

キイトナイト映画部は今後も継続の予定です。どうぞお楽しみに!

 

 

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2012年度より開催してきた「神戸スタディーズ」の講座内容をもとにし、冊子「神戸スタディーズ 時間と空間を横断しながら、足元を見つめる」を発行いたしました。
PDFデータをこちらよりご覧いただけます。
冊子現物をご希望される方は、1階事務所までお気軽にお問い合わせください。

下記のイベントを開催いたします。ぜひご参加ください。
※お申し込みが必要なイベントに関しては、5月10日(土)11:00より受付を開始します。

・KIITOマルシェ2014
詳しくはこちら

・+クリエイティブゼミ「ちびっこうべの“まちづくり”を考える」
詳しくはこちら

・セルフ・ビルド・ワークショップ 生意気とつくるKIITOの庭~なかにわなかま~
詳しくはこちら

・未来のかけらラボvol.4 トークセッション 土と農から考える未来のデザイン
詳しくはこちら

デザイン・クリエイティブセンター神戸で、2014年5月、6月に開催する催事についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

5/13(火)より、「+クリエイティブゼミvol.9 防災編」を開催します。

今回の「+クリエイティブゼミ」では、神戸市消防局とタッグを組んで、防災分野で最も巻き込むのが難しいと言われている20 代、30 代を対象とした新しい防災啓発プログラムの企画、開発に取り組みます。調査、企画、開発という一連の流れを経て、新しい効果的なプログラムを開発し、モデル地区として設定されている西須磨地区の防災福祉コミュニティと協働して実際にプログラムの試験的な実施も行う予定です。

※ゼミ生募集は4月12日(水)14:00から開始します!
詳しくはこちら

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